あれから３ヶ月

今週は壷の合間に作った碗が３つ焼き上がった。３つとも並信楽で卯の斑を掛けたのだが、右の少し色が緑がかったものは還元焼成で他が酸化で焼いたものだ。大きなものを作り慣れたところで碗のような小さなものを作ると、錯覚なのかもしれないが、楽に作ることができるように感じられる。少し荷が重いというような状態を恒常的に経験することで能力というものが鍛えられるということなのではなかろうか。かといって荷が勝ちすぎてしまうと面白くないだろう。背負う荷の重さの加減が難しい。陶芸だけに限ったことではないだろう。

今日は急に気温が上がったからというわけではないのだが、久しぶりに昼近くまで寝て過ごす。前日のほうとうの汁を少し残しておいたので、冷凍しておいたご飯と牡蠣とシラスを使って雑炊を作っていただく。昼過ぎから小一時間ほど、ちょっとした事務的な作業に取り組んで、それに関連した用を足しに散歩がてら大塚まで出かける。どんよりとしてあまり気分のよい空模様でもないので、用だけ済ませてすぐに住処に戻った。夜になったら出かけるつもりでいた先もあったのだが、なんとなく億劫になってしまい、そのまま家の中で過ごした。失業して丸三ヶ月が過ぎ、すっかり怠け癖がついてしまい、このまま社会復帰できないのではないかという心配が無いでも無い。今月後半あたりからは再び勤め人稼業に復帰することになりそうなので、そろそろ気持ちを切り替えないといけない。尤も、どうしたら切り替わるものなのかわからないのだが。

三ヶ月といえば、このブログのページビューが三ヶ月連続で1万を超えるかと思ったが、2月は29日までしかないということもあり、12月と1月だけで終わってしまった。前にも書いたように、別に数字を求めているわけではないのだが、毎日ブログを記入するスクリーンを開くたびに前日のページビューと訪問IP数が表示されるので、なんとなく気になるのである。以前はあまりに少ないので全く気にならなかったのだが、別に宣伝をするわけでもないのにだんだんに増えてくると気になるようになるのが人情というものだ。ちなみにこの6ヶ月間のページビューと訪問IP数の推移は以下の通りだ。

2011年 9月　　5,704PV　　2,458IP
2011年10月　　9,145PV　　3,040IP
2011年11月　　8,510PV　　3,238IP
2011年12月　 10,166PV　　3,634IP
2012年 1月　 11,833PV　　3,809IP
2012年 2月　　9,968PV　　3,408IP

今のところ確実なのは、これらの数字が増えたところで私自身の生活には何の影響もないことだ。結局、ネットでのつながりというのはその程度のものでしかないということだろう。人間関係の基本は直接対面しないことには広がりも深まりもしないということなのである。