熊本熊的日常

日常生活についての雑記

啓蟄

2012年03月05日 | Weblog
ほぼ終日雨。特に用も無いので、午前中に退職関係の書類を送りに郵便局へ出かけた以外は住処で過ごす。雨でも洗濯物がたまってしまえば洗濯をしないという選択は無いわけで、ついでにトイレを掃除したり部屋の中でクリーナーをかけたりと、やることはいろいろある。たいしたものではないが、食事の支度や後片付けもあるし、生活をするというのはつくづく細々としたことが付いて回るものだと呆れるやら感心するやら。家事が一段落すると、子供にメールを書く。原則として日曜の夜に書いていたのだが、このところ遅れ気味で、今回も昨日ではなく今日にずれ込んでしまった。篠原有司男だの坂田和實だのと話の大ネタがあると、ついついメールの文書が長くなる。

午後に香港から電話。就活も含め、仕事を取ることに関する実務は詰めの段階に入ると進捗がゆっくりになる。正式な退職日が迫るなか、住処の賃借を勤務先名義から個人名義に変更するとか、給与から天引きになっていた生命保険の保険料の支払いを銀行引き落としに変更するというような手続きは既に完了しているが、健康保険を勤務先の健保組合から国民健康保険に切り替える準備をするというような、退職後なるべく時間をおかずに済ませてしまいたい手続きをそろそろ考えておかないといけない。また、これまでは夜間勤務だったが、昼間の勤務になる可能性が高いので、生協の宅配も止めてしまわないといけないかもしれない。これまでは自分が住処に居るときに配達が来ていたので問題がなかったが、食料品を長い時間家の外に置いておくというのは何かと厄介事を引き起こすリスクが高いだろう。生協を止めて近所のスーパーで買い物をすれば、おそらく費用負担は軽くなる。生協の商品は、産地支援とか食の安全というような理屈っぽいものなので、その理屈の分だけどうしても割高になる。それでも産地と直結しているので、昨年の震災後に世間一般では買い溜め騒ぎで物不足になったときでも、比較的安定した調達ができた。そうしたプラスマイナスがあるのだが、特に夏場に長時間食料品を外に置いておくというわけにはいかない。

今日は寒いが啓蟄だ。このところ雨が多いのも、季節の変わり目である証左だろう。寒い日が続いていると、このまま春は来ないのではないかと思うのだが、寒いなかでも次に続く変化が確実に広がっていて、時期が来れば花が芽吹き、新しい季節の香りが漂い始める。毎日同じことが繰り返されているように見えるが、同じことなど何一つないものだ。