本ブログの4月27日付「さそり座の女」に書いた通り、未納分16ヶ月分のうちの1ヶ月分を同日に納付した。電話の主は、保険事務所からのデータが4月24日付のものなので、行き違いがあればご容赦頂きたい、などと言っていた。電話の語り口こそ慇懃だが、相手の突っ込みを入れさせないようにしようとする間の詰め方とか、声の調子とかが高慢で、不愉快なものだった。
自分の所属先である「もしもしホットライン」という単語が強調されていて、いかにも自分は委託されて電話をしているだけだといわんばかりである。要するに、つべこべ言わずにさっさと払えということらしい。社会保険事務所ともしもしホットラインとの関係、国民年金保険料の未納付状況などについて長い長い説明の後、ようやく私が話す番になった。こちらが語るべきことは月払い分の1ヶ月分を4月末に払ったこと。これからも月単位で支払う予定であることだけだ。
すると、再度、手元のデータが4月24日付であることの説明を聞かされた挙句、次回の支払い予定を尋ねられた。次回は5月末に1ヶ月分支払う予定であることを告げると、今度は今回の電話の主旨と「5月末に1ヶ月分お支払い頂くことをお約束頂きました」という確認が続く。別に約束などした覚えはないが、そんなことを言って電話を長引かせても益がないことなので、「はい、よろしくお願いします」と言って電話から解放された。
世に給料日が25日である会社は多いのではないだろうか。世の中の慣習を無視して、あるいは逆に狙いすますようにして、24日付けのデータを使い、翌月9日に督促の電話をかけるというのは、合理的な行動なのだろうか? 月末のデータを使えば督促の電話件数は、もう少し減らすことができる、というようなことを考える人は社会保険事務所にはおられないということだろうか。
ところで、社会保険事務所は保険料回収事務の委託費用として、年間いくらほどをもしもしホットラインに支払っているのだろうか? その金額は我々が支払う保険料のうちのどれほどを占めているのだろう? 「泣く子と地頭には勝てぬ」という。日々の生活の身近なところに泣く子や地頭が多く、また、その泣く子や地頭の威を借りた輩が多くて、なんとも煩わしいことである。