尖閣、国際司法裁で争わず=外相(時事通信) - goo ニュース
尖閣諸島に対する中国の傍若無人な態度が示すように、中国という国は、法観念がなきに等しく、”力がある国が盗るのは当たり前”とでも考えているようです。21世紀に至り、経済的にも軍事的にも急成長を遂げた中国は、今や、国際社会を脅かす、危険な存在となりつつあります。
1990年代に、サミュエル・ハンチントン氏が世に問うたのは、イスラム諸国の台頭を念頭に置いた『文明の衝突』でした。一方、21世紀に生きる人類が直面しているのは、文明間の価値観の違いから生じる摩擦や軋轢ではなく、文明そのものを破壊しかねない、野蛮な世界からの挑戦なのではないかと思うのです。中国は、かつては、古代文明の発祥地に名を連ねる文明の先進国でした。しかしながら、西欧から発しつつも、法や権利意識が広く行きわたった現代にあっては、中国は、人治が残る文明の後進国に留まっています。否、後進国どころか、共産主義勢力が一党独裁体制を敷いたことで、中華文明の地は更地とされ、暴力が容認される野蛮な世界に退行してしまった観さえあるのです。その中国が、大国として国際社会に進出を図ろうとすれば、当然に、文明と野蛮との間の衝突が発生します。そして、歴史は、文明と野蛮が闘った時、必ずしも文明側が勝つとは限らないことを示しているのです。
玄場外相は、尖閣諸島問題について、ICJでは争わず、26日には、中国の楊外相との会談の場を設けるそうです。話し合いでは、中国側は、武力行使を仄めかした威圧と手練手管の懐柔により、文明国であった日本国を野蛮陣営に引きづり込もうとするかもしれません。公平で公正な法秩序こそが文明の証しなのですから、日本国政府は、決して司法解決という手段を放棄してはならないと思うのです。
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尖閣諸島に対する中国の傍若無人な態度が示すように、中国という国は、法観念がなきに等しく、”力がある国が盗るのは当たり前”とでも考えているようです。21世紀に至り、経済的にも軍事的にも急成長を遂げた中国は、今や、国際社会を脅かす、危険な存在となりつつあります。
1990年代に、サミュエル・ハンチントン氏が世に問うたのは、イスラム諸国の台頭を念頭に置いた『文明の衝突』でした。一方、21世紀に生きる人類が直面しているのは、文明間の価値観の違いから生じる摩擦や軋轢ではなく、文明そのものを破壊しかねない、野蛮な世界からの挑戦なのではないかと思うのです。中国は、かつては、古代文明の発祥地に名を連ねる文明の先進国でした。しかしながら、西欧から発しつつも、法や権利意識が広く行きわたった現代にあっては、中国は、人治が残る文明の後進国に留まっています。否、後進国どころか、共産主義勢力が一党独裁体制を敷いたことで、中華文明の地は更地とされ、暴力が容認される野蛮な世界に退行してしまった観さえあるのです。その中国が、大国として国際社会に進出を図ろうとすれば、当然に、文明と野蛮との間の衝突が発生します。そして、歴史は、文明と野蛮が闘った時、必ずしも文明側が勝つとは限らないことを示しているのです。
玄場外相は、尖閣諸島問題について、ICJでは争わず、26日には、中国の楊外相との会談の場を設けるそうです。話し合いでは、中国側は、武力行使を仄めかした威圧と手練手管の懐柔により、文明国であった日本国を野蛮陣営に引きづり込もうとするかもしれません。公平で公正な法秩序こそが文明の証しなのですから、日本国政府は、決して司法解決という手段を放棄してはならないと思うのです。
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