万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本国政府はひな祭りをユネスコ無形文化財に申請しては

2015年03月03日 14時09分49秒 | 日本政治
 本日3月3日は、お雛祭りの日であり、女の子の健やかな成長を祈る特別の日です。雛人形を飾る家庭も少なくないのですが、日本国政府は、ひな祭りをユネスコ無形文化財に申請してはどうかと思うのです。

 5月5日の端午節句については、アジア各地でも祝われており、過去には、韓国が先んじてユネスコ登録したことから、節句の母国である中国から、”起源を盗られた”として批判が起きるという事件も起きています。3月3日も節句ではあるのですが、女の子のための特別の日として祝う国は、日本の他にはありません。起源は平安時代に遡るとされており、今日に至るまで、年中行事の一つとして祝われてきました。雛人形の美しさやお道具の見事さのみならず、ひな祭りの日には、着物姿の女の子による伝統行事を残している地方もあります。国際社会では、日本国は、女性蔑視の男尊女卑の国とするイメージが広まっておりますが、ひな祭りは、古来、日本人が、女の子を慈しみ大切に育ててきた証でもあります。否、中国や朝鮮半島といった男の子だけを極端に偏重する儒教文化の国とは、対照をなしているのです。

 最近、日本国政府は、女性の活躍を推進しておりますが、ひな祭りのユネスコ無形文化財への申請は、日本国が女性を大事にしてきた国であることを国際社会にアピールするチャンスとなります。そして、ひな祭りの文化の紹介は、今なお女性を虐げている国や人々に対して、何らかの衝撃を与えるのではないでしょうか。

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コメント (2)
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