万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

駐韓米大使襲撃事件-危険のシグナル

2015年03月05日 15時17分59秒 | 国際政治
【駐韓米大使襲撃】「米帝!」「訓練反対!」ひげ面に作務衣姿で凶行…血しぶき生々しく、朝食会は凄惨“暗転”(産経新聞) - goo ニュース

 本日、韓国では、駐韓米大使がテロリストに襲われ、負傷するという凄惨な事件が発生いたしました。命には別条はないとのことですが、この事件、起こるべくして起きているようにも思えますが、幾つかの謎も残ります。

 最大の謎は、何故、かくも容易く駐韓日本大使に対する投石事件を起こした人物が、講演会の会場に入ることができたのか、ということです。犯人は、鬚面の上に作務衣を着用した姿で、テーブル席に着席しており、会場でも目立っていたそうです。正式の出席者なのかを疑う声もあったそうですが、誰も、チェックした気配がりません。通常であれば、入室するに際して、主催者側が身元を確認するものですし、テーブル席も予め座る席が決められているはずです。平然とテーブル席に座っていたとしますと、主催者側に落ち度があったとしか言いようがありません。韓国の”反日無罪”の姿勢が、テロリストに対するチェックを甘くしているとしますと、やはり、事件は起きるべくして起きたことになります。第2の謎は、会場の警備に当たっていた警察が、事件に際してほとんど動いておらず、犯人を取り押さえたのは、近くの出席者達であったことです。握手を求めて近寄ったということですので、油断もあったのでしょうが、韓国は、大使の保護義務を怠っております。第3の謎は、北朝鮮の陰です(そのさらに奥には中国?)。講演会の主催者は、南北統一の促進のための活動を行う団体なそうですので、当然に、出席者の中には、親北の人物、さらには、工作員が紛れている可能性があります。仮に北朝鮮が関与しているとしますと闇は深く、韓国人をもメンバーとする国家ぐるみの組織的なテロであるかもしれません。

 この事件は、既に韓国が国内の治安を維持できない状況にある危険なシグナルです。そしてそれは、第二次朝鮮戦争が発生した場合、韓国国内がテロや破壊活動により、敵味方が入り乱れる極めて危険な状態に陥る可能性をも示唆しているのではないでしょうか。

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コメント (2)
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