万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

ケネディ大使暗殺脅迫が示唆する東アジア・テロ・ネットワーク

2015年03月17日 15時31分08秒 | 国際政治
「ケネディ大使殺す」と脅迫=2月に英語で、複数回電話―沖縄総領事にも・警視庁(時事通信) - goo ニュース
 今年の2月に、ケネディ米国大使が、何者かから暗殺の脅迫電話を受けていたと報じられております。この事件、韓国において発生した在韓米国大使襲撃事件と無関係とは思えません。

 ケネディ米国大使に対する脅迫電話は2月のことですので、時期的にはリッパート大使に対する襲撃事件よりも僅かに前の出来事となります。一つ間違えますと、日韓で連続する形で米国大使の暗殺が企てられる惨事となったのですが、背後には、国境を超えた反米テロ組織の存在が伺えます。日米関係も良好であり、一般の日本国民には米国大使暗殺の動機がありませんので、推測されるのは、在日韓国・朝鮮系のネットワークの暗躍です。リッパート大使襲撃事件の犯人は、韓国与党との繋がりが指摘されておりましたが、このネットワークは、表面上の対立関係とは別に、日本(在日韓国・朝鮮団体)、韓国、北朝鮮、そして、おそらく中国やロシアとも繋がっている可能性もあります。しかも、政治的主張を実現するためには、テロをも厭わない極めて危険な集団でもあるのです。ISとの関連も疑われますが、仮に、人質殺害事件に対する日本国への報復であるならば、ケネディ大使ではなく日本国の要人を狙うはずですし、自己顕示欲の強いISのことですから、ネット上に犯行予告をアピールするはずです。

 東アジア一帯に国際テロ・ネットワークが存在しているとしますと、比較的治安が良いとされている日本国もまた安全ではありません。日本国は、テロを封じ込めると共に、ケネディ大使脅迫事件の背景を徹底的に調査し、東アジア・テロ・ネットワークが確認された場合には、速やかにこの危険な組織を解体に追い込むべきと思うのです。

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コメント (2)
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