

真鶴岬からの帰り、お林と呼ばれる薄暗い森の中に群生した
吉祥草の株を丹念に見たら、紅色のつぼみを発見し、さらに
咲いているものを見つけました。
吉祥草(キチジョウソウ)の名前は、この花が咲くと吉事
があるといういい伝えからきています。
遊歩道沿いにたくさん吉祥草が生えていましたが、咲いて
いるもの、つぼみのあるものはごく少なかったです。

貴船神社の近くでつる性の野葡萄(ノブドウ)の実が色づいて
いました。
ノブドウの実が紫色、青色と美しく色づくのは、ブドウタマバエ
などの幼虫が寄生して虫えいになっているからといわれます。

キューイ畑のそばを通りがかったら、ジュウガツザクラ(十月桜)
が切られていてがっかりしました。
代わりに鋭いトゲのついた木に成った黄色い実を見つけました。
はじめて見る唐橘(カラタチ)で、実は食用にはならないようです。
4月ごろに咲くカラタチの白い花を見たくなりました。