
苧環(オダマキ)はセイヨウオダマキやヤマオダマキの
改良品種がたくさんあり、身近に見られるます。
紡いだ麻糸を巻いて玉にしたものを苧環といい、花の形が
似ているからこの名がつきました。
青紫色の花を咲かせるセウヨウオダマキは吉野杉のそばに
あり、草丈が60センチにもなります。
風が吹くと毎年決まって近くの吉野杉に寄りかかります。
鮮やかな色はセイヨウオダマキらしい趣があります。

カナダオダマキは近くの鉢から種がこぼれて、台所出入り口の
わずかな隙間に咲いています。
ここがよほど居心地がいいようです。
草丈が15センチほどですが、赤と黄色の鮮やかな花で
存在感を示します。

ヤマオダマキの改良品種の淡いピンク色のオダマキは
庭の中央に咲いています。
風が吹くと茎が大きく揺れて傾きますが、風がやむと
元の状態に戻ります。
このオダマキは夏高山で見かけるヤマオダマキに似た
繊細な趣をもっています。