いま野山の縁にヒヨドリジョウゴの赤い実をよく見かけます。
藪の中につるを伸ばして実を垂らしているので無警戒に
近づくとコセンダングサのそう果が衣類に刺さって散々な目に
遭ったことが何度もあります。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)という名前からヒヨドリに
関係があるようです。
よくいわれるヒヨドリが好んでこの実を食べるからとは
信じられません。
冬になって葉が落ちても赤い実が残っています。
ソラニンという神経に作用する毒性をもっています。
ヒヨドリが食べたら酔ったようになるということで、
毒性のある果実であることを身近なヒヨドリに喩えて名づけた
のではないでしょうか。
あるいは、過去にヒヨドリの目撃例があったのかも知れません。