風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き風景水彩画「風の游子展・尾道のネコ」

2013-05-18 08:24:23 | アート・文化

 

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ネコの町としても知られる広島県尾道市。千光寺公園の坂道を上り下りする間も、立ち止まると必ずネコが目に入りますよね。

この絵を描いた三重塔周辺でも、座っているネコ、歩いているネコ、居眠りするネコ・・・。何度目かの尾道詣でで、お馴染みになったネコもいます。

その一匹。前年に訪れた時も夕方でしたが、辺りをパトロールでもするかのように歩き回り、三重塔とほぼ同じ高さで対面するコンクリート防護壁の先端に、チョコンと座りました。これも前年通りです。

じっとしたままです。
何を見ているのでしょう。三重塔、眼下に広がる山陽線が貫く街、夕日に光る尾道水道、しまなみ海道、山並み・・・。もっともっと遠くを見ているのかもしれません。

それとも考えごとでもしているのでしょうか。
きょうの出来事、今夜の夕飯のこと、観光客のこと、ネコ社会のこと、仲間のこと・・・。もっと先のことかもしれませんね。

背後の夕日が沈みかけたころ、ゆっくりとその場を離れました。あすも、また。

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号のこの絵の題は「ぼくの日課」です。




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