風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き風景水彩画・風の游子展出品作「2月の桜」

2013-05-24 07:51:47 | アート・文化

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「高遠さくら祭り」の舞台、長野県伊那市・高遠城址公園の桜たちの2月中旬の風景です。園内のタカトオコヒガンザクラは1500本以上。春には公園全体を薄紅色に染めます。
そんな桜をいま掲載するのはいささか季節外れの感じですが、展覧会での顔見せ公演ということでご覧ください。

2月中旬の桜は冷たい冬も峠を越え、25万人以上もの花見客が押し寄せる2ヶ月後の4月に向けて芽吹きのとき。桜だけには限りませんが、この時期の樹木には開花期のような華やかさはないものの、樹木そのものの持つ力強さ、美しさを感じます。

ここの桜の古木たちには地面から何本もの支柱が伸びています。厳しい風雪から守るためですが、エネルギーを注入するパイプのようにも見えます。

絵の題は「充電のとき」とします。


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