風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き風景水彩画「稲沢操車場スケッチ会作品から=貨物機関車とコンテナ積載車」

2014-02-20 12:18:31 | アート・文化


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先日、水彩画教室のスケッチ会で出掛けた愛知県稲沢市の旧国鉄稲沢操車場の作品から、2点を掲載しました。この日は朝から雨。我が国三大操車場の一つで全長6キロ近くもあったという広大な操車場は霞んでしまっていましたが、何本も伸びる線路のあちこちには出番を待つ貨物列車の気動車や貨車が並び、往時を偲ぶことができました。

今回掲載したのは、貨物列車の機関車と、コンテナなどを載せて走る無蓋貨物車です。
赤と青の2両の機関車がにらめっこでもするように並ぶユーモラスな風景。ぽつんと一両だけ雨の中にたたずむ無蓋貨物車は、主役をトラックに譲るまでの華やかな時代に思いを馳せているようでした。
車体にあるプレートには「日本国有鉄道」といった今や懐かしくなった文字がありました。

どちらも使った経験が少ない画用紙に描きました。薄くて黄土色がかった紙ですが、まだ自分のモノに出来ていないせいか、水を少なくして相当濃い色を塗っても乾くと思い通りの色に定着しません。でも、よく使う厚い画用紙(マーメード)とは違った独特の色合いが出た絵になったようです。使い慣れれば面白い作品ができそうです。