風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「蘇った青春の歌声時代=絵仲間の男声合唱を楽しんできました」

2014-10-12 19:45:31 | 日記・エッセイ・コラム

            

       

                      

絵仲間のひとり、塚原徹也さんが所属する合唱団「男声合唱を楽しむ会」のサロンコンサートが12日、名古屋の熱田文化小劇場であり、味わい豊かなハーモニーを楽しんできました。

この会は塚原さんら三菱重工OBが中心になって2003年に創立。やがて他社のOBらも加わって、現在の団員は40人ほど。月2回の練習と年2回の合宿で声を磨き、ことしで9回目のサロンコンサートは定員352人の会場は満席。ホールの外で約30人が映像で鑑賞するという、合唱団としても恐縮するほどの盛況でした。

4つのステージ、長短合わせて27曲からなるプログラムの中で、僕が最も魅せられたのは、第2ステージの「ロシア民謡メドレー・黒い瞳の君へ」でした。
歌われた「黒い瞳の」「山の娘ロザリア」「ともしび」「カチューシャ」など12曲全てが、僕の心に半世紀前の学生時代を蘇らせる歌なのです。

新宿に何軒もあった「歌声喫茶」。同世代の若い男女がアコーデオンの伴奏に合わせ、時間が経つのを忘れたかのように大合唱を繰り返し、連帯感を感じあい、青春を謳歌しました。
僕を含めて多くが田舎から上京した若者たちで、歌い合う中で都会暮らしに対する戸惑いなども吹き飛んでいったように思います。
今日も、聞きながら思わずハミングしそうになりました。

最後のステージ「ザッツ・ミュージカル!」も楽しめました。

ミュージカルといっても踊り抜きでしたが、「マイフェアレディ」「ウエストサイド物語」「キャッツ」などの8つの歌を、賛助出演の混声合唱団「レ・マーニ」とともに披露してくれました。

いつものことながら、合唱コンサートを聞いて思うのは「歌は聞くもいいが、歌う方がもっといい」。しばらくは風呂の湯船に浸かる時間が長くなりそうです。
♪黒い瞳の 若者が 
私の心を とりこにした♪