風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋芸術大学の卒展を拝見」

2015-03-03 20:43:51 | アート・文化

             

               
 
愛知県内の美術・芸術系3大学の卒展フィナーレを飾る名古屋芸術大学卒業制作展が3日から、名古屋・栄の愛知県美術館と名古屋・東区の市民ギャラリー矢田、北名古屋市徳重西沼の大学西キャンパスの3会場で開幕。うち県美術館8階ギャラリーに出向き、成果を拝見してきました。展覧会は各会場とも8日まで。


県美術館の8階ギャラリーに展示されているのは、美術学科の日本画・洋画・美術文化各コースとデザイン学科の一部。衣服のボタンで描いたような絵など、大きなキャンバスに思い切り挑んだ作品から、大学4年間の総決算に込めた意気込みが伝わってきます。

デザイン学科でも、若々しい思考や着想の作品がいっぱい。妖怪ブームを反映してか「日常妖(あやかし)図鑑」なるものも。恐れや不安を感じながらも、興味や憧れをもつ妖怪をいろんな角度から分析しています。
仲間たちに短い文章を書いてもらい、書かれた時間や場所、姿勢、筆記具を持つ手と指などをイラストで記録した作品も。文字を書く姿勢や筆記用具の持ち方は、随分個人差があるものだと改めて知りました。同じ筆者でも、その時の気分などで生まれてくる文字も違ってきますよね。
こうしたことに興味を抱いて作品にした着想が楽しくなりました。イラストは、文字を書いている様子をさまざまな角度から写真に収めて描いたようです。