名古屋駅を発着する鉄道路線のうち、新幹線と東海道本線(中央線の列車も走行)・名鉄名古屋本線は、都心の上下数キロを高架で並行して一緒に走っています。だから、その間に鉄道を横切る道路とは踏切ではなくガードで交差しています。
描いたのは高架下道路の一本です。
この道路は、車両用の幅広い道路に沿って造られ、歩行者や自転車らが行き交う、いわば地域住民のための生活道路。見上げる高架の壁面や高架の隙間から差し込む光、鉄路を支える構造も迫力があります。
名古屋駅から1キロほどしか離れていない所なのに、昼下がりの生活道路の通行量は歩行者がときおり通るぐらい。でも頭上の高架は、数分おきに列車が金属音と摩擦音、それに振動を響かせてが右へ左へと走りすぎて行きます。