風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「寺の境内からのぞく名古屋駅周辺の超高層ビル」

2016-03-27 06:27:43 | アート・文化

         

超高層ビルの建設ラッシュが続くJR名古屋駅周辺。地域の風景もどんどん変化していますが、ビルの谷間の小路を歩くと、古くからの建物や民家、飲食店、それに巨大な市場が、これまでと変わらぬ姿で存在感を示しています。

手元の地図を開いて名古屋駅から半径1キロほどの範囲を見てみると、公立の小中学校だけでも6校。神社仏閣は10カ所以上ありました。
比較する自体おかしいですが、東京駅の丸の内・八重洲周辺とは全く違う名古屋の顔であり玄関口です。

描いたのは寺の境内からのぞく超高層ビル。左端が境内に接して立つマンション、そして向こうに左から一番のっぽのミッドランドスクエアと、名古屋駅のあるJRセントラルタワーズの一部。赤いクレーンが乗っかっているのは、セントラルタワーズに隣接して建設中のJRゲートタワーです。

近代的なビルと日本建築の粋を集めたような寺院。でも、違和感なんてありません。
止めてあった赤い乗用車をそのまま入れました。クレーンや乗用車をこの絵の中に入れることには異論があると思いますが、今を描きとる意味もあり、違和感もないと思いました。
作品は10号です。