かつて日本3大繊維問屋街だったころの名古屋・長者町の賑わいを、変貌する現代の街の中で蘇らせよう、という「第16回長者町・ゑびす祭り」が22、23日の日程で開催、初日に出かけてきました。
朝から今にも降りだしそうな空模様。午後には1つ、2つの小さな雨粒を顔に受けましたが、今年は長者町が会場のひとつにもなった「あいちトリエンナーレ2016」も23日が閉幕とあって、大勢の市民が通りを埋めていました。
祭の一番の呼び物は、巨大なフリーマーケット。
歩行者天国となった通りの両側に、テント張りの店がずらり。繊維街らしくさまざまな衣料品をはじめ、食器や置物、手作りアクセサリーなどの雑貨類の店、そして、から揚げや焼き鳥などのグルメ屋台が並びます。
大道芸やチンドン屋、山車、まき割り体験コーナー、さらに若者たちのダンスなどパフォーマンスのプログラムもいっぱい。子どもたちのための段ボール遊びや、夢や願い事を書いてロープに付けたりするコーナーなども用意されています。
目についたのは祭の運営にあたるスタッフたちのきびきびした動き。
雑踏の整理、催しの安全確保に気を配る中高年のスタッフ、あちこちに置いた分別ごみ袋が満杯になるとすぐ取り換える若者たちの姿に、この祭りにかける長者町の意気込みを感じました。