風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「ストック写真から描いた飛騨の高山市街地の紅葉です」)

2016-10-27 06:39:56 | アート・文化

   

飛騨・高山の紅葉情報を見ると、高山市内でも「色づき始め」から「もうすぐ見ごろ」へと進んだようです。そこで描いたのがこれです。

以前、秋が深まった高山市へ列車で所用に出掛け、名古屋に帰るため高山駅の待合室にいた時でした。この季節に訪れながら、紅葉をまともに見ていなかったことに気づいたのです。
時計を見ると、列車の時刻まで30分近くあります。駅前に止まっていたタクシーに乗り込み、運転手さんにお願いしました。「近くで、あなたが『ここが一番だ』と思われている紅葉の風景に案内してください」

「分かりました。私が通りかかるたびに、ここだと思っているところがあります」。そう言って車を走らせてくれたのが、この景色です。
紅葉と黄葉に包まれた寺の参道。
「きれいすぎる」「とても自分には描けない」と見とれたものです。事実、帰っても描くことができず、写真はストックしたままになっていました。
やはり難しい課題でしたが、浸透力の少ない薄手の紙に思ったまま色を置き重ね10号の絵にしました。