名古屋市民ギャラリー矢田の展覧会情報に「名古屋造形大学 Design STUDY展」といったイベント名があるのを見て、戸惑いながら出かけてきました。
大学の卒展はよく見に行きますが、今は新年度が始まったばかりだし・・・。
受付にいた学生の説明で納得しました。デザイン関係のコースで、新しく3年生になった学生たちが2年生の時に取り組んできた課題の成果を発表する展覧会だったのです。展覧会は20日(日)まで。
建築・インテリアデザインコースでは「名古屋に新しい美術館をつくるなら」と、名古屋駅周辺を舞台にしたさまざまなアイデアが展示されています。
リニア新幹線の開通を前にした名古屋駅周辺は、超高ビル建設など大がかりな再開発が進行中ですが、市民だけでなくビジネスマンや外国からの観光客らもホッとできるオアシス的な美術館を、というわけです。
段々畑やのこぎり屋根、山をイメージしたり、芝生のスロープや大きな庭のある美術館。全面ガラス張りの美術館や水上の美術館といったのも。
都心にはない緑があり、ビルの谷間で空を流れる雲を見上げるひとときが持てる、が共通の思いのようです。
敷地として、統合で閉校になった小学校跡地の活用を提案しているのもありました。
他に木工やジュエリーのデザインなどの展示も。3年生以降もこれらの研究を続けるのかどうかは知りませんが、少しでも夢の実現に向かって欲しいものです。