風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「木曽路の雨上がり」

2019-12-27 06:28:07 | アート・文化

 

「木曽路はすべて山の中である」。島崎藤村「夜明け前」の書き出しですが、「雨の中である」と言いたくなるほど、出かける度に降られている気がします。
もっとも気象データによると、この地方の年間降水量がとりたてて多いわけではありません。結局「雨男」ということですかね。

この日も朝から雨。「スケッチどころか、写真も撮れそうにないな」と車を足らせているうちに雨がやみ、雲間にぽっかりと青空がのぞきました。

山間に(もや)がかかり、渡ってきた赤い鉄橋がくっきり見えつつあります。
「この景色もいいね」と撮っていた写真を取り出して描きました。