風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「作品のサイズと作品の良し悪しとは無関係=福井県あわら市の金津創作の森美術館で小さな絵画『サムホール美術展』を見てきました」

2019-12-11 06:34:25 | アート・文化

 

福井県あわら市の金津創作の森美術館で開催中の小さなサイズの絵画公募展「第36回FUKUIサムホール美術展」(12月22日まで)を見てきました。

サムホール画のサイズは22.7㎝×15.8㎝。通常のはがき(10.0㎝×14.8㎝)の2倍ほどの大きさですが、素晴らしい表現力と創造力が凝縮された作品群に見とれました。

僕はサムホールサイズの絵はメモ的スケッチとしては描いていますが、完成させたことはありません。
サムホールサイズの絵が、その何倍かの大きさである自分の絵などは比較にならない存在感があることを知り、挑んでみたものの途中で投げ出したことはあります。

公募展である今回のサムホール展には地元紙によると379点の応募があり、会場には入賞・入選作品200点が並んでいます。

素人目にも分かる作品の見事さ、全国にまたがる出品者の居住地欄を見てもこの展覧会のレベルの高さを感じます。

日本画、油彩画、水彩画、アクリル画、デザイン画・・・。ジャンルはさまざまですが、共通しているのは確かな構図と豊かな表現力、それに創作の狙いがしっかりしていることでしょう。

「どの絵もこの数十倍でも百倍以上の大きさにもできるだろう」「仮に百倍以上の絵でも駄作ならサムホールにしても駄作だろう」「絵の良し悪しはサイズとは関係ないな」と思ったものでした。

もう一つ。サイズは同じでもジャンルが多岐に渡る作品展なのに、全く違和感がなかったことです。
それぞれが素晴らしい作品だと、共演し調和がとれているからでしょう。


 

 



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