風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「ヒマラヤスギに実る大きな松ぼっくり=名古屋・鶴舞公園」

2018-07-16 06:32:35 | 日記・エッセイ・コラム

このモンブランケーキのようなのは、名古屋・鶴舞公園のヒマラヤスギの実です。
スギの名が付いていますが、ヒマラヤスギはスギ科ではなく葉が針のようなマツ科。実の名前もマツボックリです。

鶴舞公園の正門から奥に向かって、背丈が15㍍ほどある大きなヒマラヤスギの並木。円錐形の実は大きく長さ10㌢、太さ5㌢前後もあります。
しかし、実がなっていることに気づかない入園者が少なくないようです。僕も長い間、そうでした。

でも、それは無理もないことです。
ヒマラヤスギが実をつけるのは樹齢が30年を超えてからとされ、この並木でも数本に1本の割合で実がなっているだけ。それに、実は垂れ下がるのではなく、枝葉の上に立っている状態なので、下から見上げても葉の中に隠れているからです。

雌雄同株、雌雄異花といわれ、毎年秋に受粉して結実したのが、今の実です。

実は晩秋になると、割れて種を飛ばします。
殻は八重咲のバラのような形になることから「シダーローズ」と呼ばれ、リース作りやクリスマスの飾りとして人気があるようです。昨年、強い風が吹いた日に出かけてみましたが、遅かったせいか一個しか拾えませんでした。





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