風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋・鶴舞公園に咲く秋咲きのバラと、ちょっと変わったヒマワリ」)

2016-10-06 19:22:43 | 日記・エッセイ・コラム






やっと大きく広がるようになった秋の空。足取りも軽く「年中、何らかの花が咲いている」名古屋の地域公園のひとつ、鶴舞公園に出向くと、バラ園には秋咲きのバラと「ちょっと変わったヒマワリ」が咲いていました。

春は120種、1700株が咲き誇るバラ園。
まだ開花が始まったばかりで、これから花数が増えるでしょうが、春と比較すれば寂しいのは仕方がないでしょう。赤、黄、白、橙、それに紫のバラが、小ぶりでまだ本数が少ないながらも、存在感を示そうと頑張っているようです。

バラ園には「ちょっと変わったヒマワリパーティー」と名付けた花壇も。ヒマワリのイメージからすれば、やや小さな花径のイタリアンホワイトなどといったヒマワリが、バラたちを背に秋風に揺れています。



     

    

   








 


楽書き雑記「あいちから発信/発進―あいちから世界へ=現代アートのギャラリーが気鋭の作家展」

2016-10-05 06:55:00 | アート・文化





         



「あいちからの発信/発進―あいちから世界へ―」。こんな意欲的なテーマを掲げた現代アート作品展が、名古屋市東区の市民ギャラリー矢田4階の第1展示室で10日(日)まで開かれています。
名古屋を中心に現代アートを扱うギャラリー18店で構成する「名古屋コンテンポラリーアートマップ」(NCAM)が、開催中の現代アートの国際展「あいちトリエンナーレ」の連携事業として企画。各ギャラリーが1人ずつ推薦した気鋭の作家計18人の作品が1堂に集まっています。

NCAMは、一般市民から「ちょっと敷居が高そう」と敬遠されている現代アートにもっと親近感を持ってもらうとともに、現代アートのレベル向上などを図ろうと、あいちトリエンナーレが始まった2010年に発足。トリエンナーレ鑑賞者に各ギャラリー巡りの案内マップを配るなどしています。

今回の展覧会は初めての試み。
トリエンナーレが、ギャラリーや作家にどのような影響をもたらしているか、これからの現代アートをどう活性化していけるか、アーティストたちが世界へ羽ばたくチャンスにできるか、なども考える機会にしよう、との思いも込められているようです。

比較的広いスペースの展示場に並ぶ作品は平面、立体、大小さまざま。展覧会でよく見かける作品名や作家名などは掲示していません。撮影禁止や手を触れないでください、などの表示もありません。鑑賞者の常識に任せています。
もちろん受付で手にするパンフには作家名などは載っています。でも、そうしたことに気をとられることなく、作品に向かい合うのもいいものだと感じました。また、それぞれが個性豊かな作品なのに、突出したり埋没することなく調和するものだ、とも思いました。

名古屋市民ギャラリー矢田は、地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」下車、1番出口から南へ徒歩5分。







           
            
            


 

 


楽書き雑記「三重県菰野町のコスモス畑をのぞいてきました」

2016-10-03 06:32:35 | 催し

 
これは今一番早く咲いているところです





まだ咲き始めのところも

秋が一番似合う花。それはやはりコスモスですね。
三重県北勢地方へ出かけたついでに、菰野町のコスモス畑に立ち寄ってきました。

菰野町には、地域の環境保護団体や住民が協力して植栽しているコスモス畑が10カ所以上あります。
「天候不順が続いているので、まだ早いだろうな」と思いつつ車を走らせた先は、町北部にある国道306号沿いの田光地区のコスモス畑。案の定、2~3の田んぼの早咲き種が6~7咲き。残りの多くは1~2分か、良くて3~4分咲き。地元の人の話では、全体的に例年より遅れているそうです。
「ワー、すごい」と感じることができるのは10月中旬になる、というのが僕の見立てです。

しかし、今にも降りだしそうな曇天の下で、健気に咲くコスモスの姿を見ていると「ウメやサクラも咲き始めがいい」の言葉は、コスモスにも当てはまるように思えてきます。それに、まだ咲き続けているヒマワリやヒガンバナとのコラボもいいね、とカメラのシャッターを押してきました。




まだ咲いているヒマワリやヒガンバナとのコラボも









楽描き水彩画「滋賀県近江八幡市へスケッチ会②=安土城跡」

2016-10-01 06:55:00 | 日記・エッセイ・コラム







   
   二之丸には合格祈願の絵馬も。わかりますねえ


天守跡にたどり着くと琵琶湖畔と、空には少しですが
待望の青空も


水彩画教室のスケッチ会2日目。

スマホの天気予報は雲と雨のマーク。「後期高齢者集団」の我々は「きょうも大変だ」とぼやきつつ、休暇村のバスで織田信長が天下統一の拠点とした安土城跡へ。
ところが、いつの間にか黒かった雲が白みを増し、雨が上がっています。


気を良くして、男女15人が登城に挑戦しました。
しかし、雨が止んだとはいえ、石段には水溜りができ、石も土も滑りやすくなっています。一段の高さがビルや地下鉄駅の階段の1・5~2倍ほどあるところも多く、結構強い上り坂もあります。わずかばかりの平坦な場所は、水溜りと滑りやすい濡れた落ち葉や泥に足をとられます。
「女城主の城」で有名になった岩村城へもスケッチ会で登ったことがありますが、比べ物にならないきつさです。
手にした杖を頼りに一歩、一歩、慎重に、慎重に。

「もし、再び雨が降ってきたらどうなるだろう」「下りることもできなくなるだろう」
僕は正直言って「もう止めよう。引き返すのも勇気」と、何度も立ち止まりました。振り返ると「勇気ある決断」」をして引き返す姿が見えます。
でも、前方には僕より年長者の姿があります。

もう少し前へ、もう少し前へ。
とうとう頂上の天守跡にたどり着いたのです。

眼下に広がる町並み、水田、その向こうには琵琶湖。さらに空には、厚い雲を突き破って待望の青色がのぞいていました。

石段の数は詳しくは分かりませんが、ネットを開くと500段弱との記述がありました。それをあまり良くないコンディションの中で、80歳の女性や78歳の先生も含めて「後期高齢者集団」のうち11人が登り切り、無事下山。このあと短時間の周辺歩きも貪欲に楽しめました。
しかし、冷静に振り返ってみると、トレッキング用の靴でもなかった自身としてはやや無鉄砲だったかな、と反省しています。
それはともかく、絵画制作もこの勢いと粘りで向かったら・・・。すごい作品が描けそうですが。

     



    


    
    瓦屋さんの大きなモニュメント