リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

自分の番が来たことを知らせる夢

2013年10月06日 | 日々の風の吹くまま
ヘンな夢を見ながら午後1時まで眠ってしまった。カレシと旅行中だったのか、ホテルらしい部屋
の中で忘れ物がないことを確認。切り替わったシーンはどうやら空港。なぜかワタシだけさっさと
先に行って、搭乗口で持っていたのはパスポートだけ。搭乗券は?と振り返ったら、カレシの姿
がない。空港中を探し回ってやっと見つけたら、なんと元の搭乗口にいた。搭乗券は?聞いたら
「バッグから出すのがめんどうくさい」と。こらっと言いかけたところで目が覚めたけど、ちゃんと
飛行機に乗って帰って来れたのか・・・。

Dream Dictionaryによると、夢の中の旅は人生の行程、パスポートは自分のアイデンティティと
様々な場面をじっくり考察する能力を表し、混みあった空港は野心的な新しい始まりを暗示する
とか。何だか意味深な夢だけど、カレシが搭乗券を出し渋ったのはどういう意味があるんだろう。
まあ、10年くらい前まではカレシが姿を消してしまう夢を繰り返し見たもんだけど、近頃はちゃん
とカレシが見つかるから、この10年でワタシの深層心理も様変わりしたと言うことかな。

こんな夢を見たのは、金曜日のインタビューのときに、ミシェル・リムル作の『Henry & Alice:
Into the Wild』の話をしていたせいかな。50歳でリストラされて失業中の夫ヘンリーとのキャン
プで、アリスが「着たかったドレス」の話をする場面がある。「ショーウィンドウにあった、あのドレ
スを着たかったの。でも、その機会はもう来ないかもしれないわ」というアリス。自分の夢を脇に
置いて専業主婦として家庭を守りながら「いつか自分の番が来るのを待っていた」というアリス
の言葉はワタシの心にぐさっと刺さった。

あの場面がふと浮かんで来て、ゆうべの夢はワタシにも「自分の番(my turn)」が回って来たこ
とを暗示しているのかなと思った。36年間、家庭を切り回しながら、この国に深く根を下ろして、
独りになっても生きて行けるようにがむしゃらに働いて、やっとひと息ついたワタシ。アリスがい
つか着られる日を待ち続けたあの「ドレス」(若き日の夢)は、もう着られないだろうと思うけど、
新しいドレスを見つければいいんだよね。ワタシの番なんだもの、ミニでもイブニングでも何でも、
自分が着たいドレスを。