リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

漁夫の利を得るのは誰か

2013年10月22日 | 日々の風の吹くまま
今日は何となく気分が乗らなくて、ブログもネットもすっぽかそうと思っていたのに、つい
小町横丁に足を向けてしまって、いや、びっくりしたのなんのって。「子持ち女性の優遇
で困っています」というもので、5人いる社員が8割程度の力で働いていたのに、そのう
ち2人が子持ちになって5割分しか働かないので、残る3人はその尻拭いで10割分働
かなければならなくなった、と。子供は好きで生んだ趣味みたいなものだから、子供の
都合で休むのは好きなドラマを見たくて休むのと同じレベルだ、と。

ほんとにびっくり。もっとびっくりしたのは、同調する意見がぞろぞろと出ていること。だ
けど、産休、育休、時短勤務は国の制度が与えている権利だからねえ。独身者と同じ
に働けないなら働くなと言っても、働かないと人並みの生活ができない人も大勢いるし
ねえ。まあ、人間は誰にでも働く権利があるんだしね。もちろん、働かないという選択肢
もあるけどね。聞くところによると、若い独身女性の3人に1人が結婚したら専業主婦に
なることを望んでいるそうだから、婿さんたちにど~んと給料を弾めば、子供ができても
無理に働いて独身者に迷惑をかけることはなくなると思うけど、今の世の中、現実はそ
うは行かないらしいから・・・。

これも「他人が得して、自分が損するのは許せない」という不公平感に尽きるんだろう
けど、妬み、僻みが蔓延しているようで怖すぎる。まだハロウィンでもないのに背筋が
ぞくっとした。怖すぎる。だけど、女同士(専業主婦対兼業主婦、子持ち対子なし等々)、
労働者同士(正社員対非正規社員)、国民同士(二項対立が多すぎる)で足の引っ張り
合いをさせておいて得をしているのは、誰だろうね。それは勇ましいかけ声だけかけて
おいて、後は外野席で観戦していればいい企業経営者と政治家。問題を解決するどこ
ろか、悪化するのを黙って見ていても、自分たちには損はないから、その方が好都合。
漁夫の利ってやつかな。

いいのかなあ、不毛なけんかをしていて、と思うけど、(最近増えてきたようだけど)ここ
でも外国の例を挙げた書き込みに対して「日本での話をしているのに外国の話を持ち
出して」と反発している御仁がいたから、外国人が何を言っているのかと言われそうな
ので、shut up・・・。