リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

5つ違いはちょい年の差だって

2013年10月26日 | 日々の風の吹くまま
土曜日なのか日曜日なのか、ちょっとわからなくなって来たけど、起きてから今日は何をし
ようかなあと考える日が続くのはいいな。いわゆる「65歳定年」を迎えてからちょうど半年。
仕事を減らした初めのうちは仕事と遊びの切り替えが何となくぎくしゃくとして困ったけど、
やっと仕事は「あればやる」という体制で落ち着いて来た感じがするな。

目が覚めても別に急いで起きる理由もないし・・・と、しばらく隣ですやすやと眠っているカレ
シの顔をじ~っと眺めてみた。切手蒐集が縁で手紙を交換し始めたのが1969年の3月。
ワタシ、21歳。カレシ、26歳の大学生。あれから数えて44年半。初めて顔を合わせたの
が1973年の夏だから、もう40年を過ぎた。一緒に暮らし始めた1975年の5月から数える
と38年。そんなに長いこと、この寝顔を見て来たんだなあ。別れるの何のと言う大げんかを
していたときも、ひとつのベッドで(お互いに頑なに背を向けて)寝ていたんだよね。どうりで
2人とも年を取って見えるはずだなあ。

ワタシとカレシは年の差5歳。普通かなと思っていたら、今どきは「ちょい年の差」ということ
になるらしい。まあ、カレシが小学生の頃、ワタシはまだ幼児。高校生のカレシが女の子と
付き合い始めた頃、ワタシはやっと中学生。子供の頃の話になると、年令の差に当時の日
本とカナダの生活水準の差が加わって、何となく「年の差婚」みたいな会話になる。でも、年
の差感はワタシが成人したあたりからどんどん縮まって、カナダに来て同じ時空間で生活
史を共有するようになってからは、もう感じなくなったな。もっとも、周りの観察によると「見か
けの年の差」が開いて来ているらしいけど。

こうやってカレシの寝顔を見ているうちに、一緒の年月があとどれだけ残っているのかなあ
という思いが過ぎる。もしもワタシが先に逝ったら、不器用で、忘れっぽくて、臨機応変と人
づき合いが苦手なカレシはひとりでもちゃんとやって行けるのかな。すぐに「後任」を探すか
もしれないな。もしもカレシの方が先に逝ったら、ワタシはどうするかなあ。あんがい、自由
で気楽なおひとり様暮らしを楽しんじゃったりして(ウフフ)。さあ、おなかが空いたから、カレ
シの鼻先をちょんちょんと突っついて、おじいさんったら、そろそろ起きてよっ。