リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

慢性の咳も人生の道連れと思えば

2014年10月11日 | 日々の風の吹くまま
ゆうべは咳き込みで目が覚めてばかり。午前8時頃に目が覚めたときが一番ひどくて、枕
に顔を埋めてそ~っと咳をしていたけど、カレシがどたんっと寝返りしてぶつぶつ。振動で
咳がひどくなるので、ベースメントのソファで心置きなくゴホンゴホン。ほぼ治まったので、そ
のまま寝ようとしていたら、カレシが起きて来て、何となく申し訳なさそうな顔つきで「ベッドに
戻ってちゃんと寝た方がいいよ」。

ソファで寝るのも何なので、ベッドに戻ってしばらくカレシの腕枕で背中をさすってもらって、
そのうち2人とも眠りに戻った。かなりの雨だったのに、正午過ぎに起きたらキッチンいっぱ
いに明るい日差し。「なかなか治まらないねえ」とカレシ。うん、何かのきっかけて咳がつくと、
何ヵ月もところかまわず発作が起きるから困るのよね。元々呼吸系が弱いんだけど、80年
代半ばからひどくなって、90年代には窒息しそうな咳が止まらなくて、カレシは何度「うるさ
くて眠れないっ!」と怒鳴ったことか。それを覚えているから、寝ぼけてつい文句を言ったの
を「しまった」と思って、ことさらやさしくなるのかな。寝ぼけて朦朧としてたんでしょ?

そういえば、おととい電車の中で咳き込んで丸まっていたら、後ろの座席の人が「大丈夫?
アレルギーなの?」と言いながら手を伸ばして背中をさすってくれた。だいぶ治まって、振り
返ってお礼を言ったら、中年の女性が「咳って辛いものねえ」。その後の駅で「Take care
(お大事に)」と言って降りて行ったけど、東京の電車で咳き込んでギロ~ッと睨まれたのを
思い出して、この違いは何なんだろうと思った。小町横町あたりでは一般的に公共の場で
の咳はバイキンをまき散らし、唾が相当な範囲に飛んで汚いので迷惑行為にされるらしい。
ま、そこでは無味無臭無菌でない人は不潔な公共の敵と考える人が多いようだけど、そう
いう「風潮菌」がうようよしているのかもしれない。

それでも、40年もひとつ屋根の下で暮らして来たカレシが何ともないんだから、移るもので
はなさそうだし、現代医学がいくらあれこれ検査しても慢性的な咳の原因が見つからないん
だから、今すぐ生死に関わる問題でもなさそうだし、そのうちにまたいつの間にか咳が出な
くなっているだろうと思うな。ワタシって意外と身体的な不具合に適応して生きて行く能力が
あるみたいで、何十年も付き合って来た咳となれば未知の脅威ってわけでもないし・・・。