5月3日(日曜日)。☀☂☀。朝方の最低気温は一桁で、5月にしては寒いなあ。日本はゴールデンウィーク真っ盛りで、何だか暑いらしいけど、気温も天気も地球全体に分け隔てなく配分するってのはマザーネイチャーにもやっぱり難しいんだろうな。
いつものようにラジオを聴きながら朝ごはんを食べていたら、「みなさん、フレンチフライをもっと食べてください」。コロナ対策のロックダウンの影響でフレンチフライの需要が激減したために、ジャガイモの在庫がだぶついて生産農家が困っているとか。そう言えば、ベルギーでもジャガイモの在庫がだぶついて、「もっとポムフリットを食べよう」という呼びかけをしているという話があったな。カナダでは、ファストフード店は休業しているところが多いし、営業していてもテイクアウトか配達のピックアップだけなんだけど、それでどういうわけでフレンチフライの消費が減ったんだろう。ファストフード店の定番はバーガーとフライとポップ(清涼飲料)の3点セットのはずだけど。
まあ、ファストフードは手軽に入って、手軽に食べられるのが売りだったけど、ロックダウンで気軽に外出する人が減って売り上げが激減と言うのはわかる。でも、アルバータ州で1日あたり4500頭の肉牛を処理する巨大な食肉処理場で1000人近い集団感染が起きて、操業を停止したおかげでカナダ産の牛肉が不足状態になって、ファストフード店では輸入品を使わざるを得ないと嘆いているそうだから、ハンバーガーが売れなくなったということではない感じ。売れなくなったのはフレンチフライだけということか。なぜなのか。
もしかしたら「テイクアウトか配達」と言う営業継続の条件のせいかな。だって、フレンチフライは揚げ立ての熱々が命。アプリで注文して、ウーバーイーツなどの配達サービスがピックアップして持って来てくれるのを待っていたら、どうなるか。さて食べようと言う頃にはすっかり冷えてべちゃべちゃになっているんじゃないかと思うね。ハンバーガーくらいなら電子レンジでチンッとやれても、フレンチフライはそうも行かないだろうな。ということで、「バーガーとポップ、フライは要りません」ってことになるんだろうな。それで売れないジャガイモがごろごろ・・・。
日本ではファストフード店が休業していると言う話は聞かないけど、宴会などがなくなったせいで和牛の消費が減って、倉庫に入り切らないほどたぶついているらしい。もっと和牛を食べてくれとお願いしているのかどうかは知らないけど、あれ、高いよね。脂っぽくて好きじゃないからコース料理のメニューにでも入っていなければ食べることはないけど、コロナで仕事がなくなったりして生活に困る人が急増している状態では、高い肉をもっと食べろと言うのは無理じゃないのかな。あ、それで、「和牛商品券」か。かのマリーアントワネットはパンを買えないパリ市民に「じゃあ、ケーキを食べたら」と言って、文字通り首が飛んだけど、はて・・・。