リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

車が動かなかったおかげでミニチュア工事が完成

2020年05月26日 | 日々の風の吹くまま
5月25日(月曜日)。☂☁☁。起きるなりカレシが「今日は忙しいぞ」。なぜかって、上がったまま放置してあった車のバッテリの手当てをして、床屋さんをして、ロンドンのNational Theatreの『欲望と言う名の電車』を録画して、夜はアナスタシアのスカイプレッスンをして、へえ、あれもこれも。全部やれるのかなあ。「キミは何すんの?」と聞くから、そうね、今日こそはミニチュアバーの仕上げ。1日ででき上がるといいけどね。

カレシは予告どおり朝ご飯が済んですぐにBCAA(自動車協会)に電話してロードサービスのお願い。1時間ほどで電話が鳴ったので、駐車場への道順を説明して、私たちは地下1階の居住者用ゲートへ。先にビジター駐車場で待っていたBCAAのトラックをゲートを開けて地下2階の我が家の駐車スポットまで案内。ポータブルのケーブルとバッテリをつないだら、一発でエンジンがかかって、ほっ。「BCAAではこの年式用のバッテリは在庫していないので、ディーラーに行って取り替えてもらってね」。それならこのままバンクーバー市内のトヨタの整備工場まで走らせようということになって、私は着替えと携帯を取りに部屋へ。超スピードで着替えして、いざというところへカレシが戻って来て「バックしようとしたらいきなり全部ボツ」。あちゃぁ。結局はトヨタに電話したらバッテリがあるということなので、整備工場に水曜日の朝9時の予約を取り付けて、BCAAに電話して水曜日の朝8時ちょっと前にレッカー車に来てもらって、整備工場まで持って行ってもらう手配が整ったけど、まあ、2ヵ月も放置してあったからねえ。

車を走らせるために出かけなくても良くなったので、ワタシはバーの配線工事に没頭。元のキットの照明が変てこでちゃちなデザインだったので、米粒のような3個の電球にシェードになるはずのパーツに紙とアルミホイルで作ったシェードを付けて、ずっと見栄えのする自分流の照明を作ったんだけど、電球はとにかくちっちゃくてタイヘン。ワイヤはほっそりを通り越していかにもひ弱で、ヘンに引っ張るとちぎれそうになるので、おっかなびっくりの取り扱いは肩が凝ってタイヘン。それでもパイプに見立てた紙製ストローの印を付けたところに穴を開けて、ワイヤを通して照明を固定。パイプを天井に糊付けして、ワイヤをぜんぶ壁の裏側にまとめて電池ボックスのワイヤに接続という難工事。白いワイヤを赤いワイヤにつなぎ、灰色のワイヤを黒いワイヤにつなぐわけだけど、陰極のワイヤの灰色が限りなく白に近いから要注意。明かりの下で確認して黒いフェルトペンでマークしたけど、こういうところが中国(広州)製のいい加減なところ。

最後に説明書にない電池ボックスのホルダーを作って外側に糊付けして、絵の具で灰色にしたゲッソに植木鉢から失敬した土と絵の具少々を混ぜた「漆喰」をワイヤを通したパイプに塗って、セットの前に枠を付けて、ついでにネオン風の看板を上に載せて、照明のスイッチを入れたら、おお、やったぁ、完成だっ。古き良き時代の夢を見続けている男たちがたむろする場末のバーにはいろんなストーリーがある。
 
 ホームバーの真ん中の棚に鎮座したバーJackal’s

 
 
 
 同じキットで作った2つのバー。上、古ぼけたジャズバー、下、おしゃれなワインバー