5月14日(木曜日)。☁☀☀。ああ、少し良く眠れた。スマイル作戦の効果かな。何かちょっとやる気が出て来て、カレシが朝のレッスンをしている間にミニチュア工房でひと仕事。ラジオのロックをお供に今日はドラムセット。最初に作ったときはめちゃくちゃ苦労したけど、今度は説明書は寸法だけ見て、後は自分流。ピアノと同様に使い古しのドラムだから、オリジナルのつや紙や金銀のホイルにやすりで傷をつけて、ベースドラムはパステルで「汚して」、なぜかキットに入っていないスツールを作って完成。あれ、ちょっと汚れ過ぎちゃったかな。

なぜか中国サマに遠慮しっ放しで、コロナに関する毎日の記者会見でWHOや中国に対するカナダとしての態度を質問されるたびに、「然るべきときが来たら」とか何とかのらりくらりだったトルドー君が急に方向転換して「世界は特に中国に対して質問することがある」と発言。台湾のWHO総会参加の支持を表明したことと合わせると、どうやらやっとこさカナダの内外で対中国観が大きく変わりつつあることに気づいて、これはやばいと思ったらしい。自由党党首だった頃に中国の「基本的な独裁体制」を称賛して国民のヒンシュクを買ったくらいで、元々から中国に憧れているのは万人の知るところだけど、最近は国連安保理常任理事国の椅子を獲得するために中国に特にすりすりしていて、コロナ感染で国内の死者が5千人を超えてもまだ及び腰だったので、メディアも国民もイライラし始めていたところ。
最近の世論調査では、中国がコロナの発生源や拡大の情報を隠蔽したのは事実と考える人が大多数(85%)で、「中国との貿易関係を深めるべき」と考える人は5年前には40%だったのが今ではわずか11%と、中国とは距離を置きたいと考える風潮が強まっているのがわかる。隣のアメリカではトランプが「習近平とは話したくない」と、中国との関係を切ることもやぶさかではないような強硬発言で、国家を擬人化して見ると、カナダは「距離を置きたい」のに対してアメリカは「疎遠にするぞ」というところか。一方で中国はWHOの査察を求めたオーストラリアの小麦に法外な関税をかけたり、牛肉の輸入を禁止したり、政府系のメディアにアメリカのポンペオ国務長官を罵詈雑言で個人攻撃させたりする始末で、何だかいじめっ子ガキかやーさんが周囲の抵抗にあって慌ててなりふり構わぬ攻撃をしているような感じ。いや、それが習近平率いる中国共産党政府の性格そのものなのかもしれない。
こういうご時世だから、世の中がおもしろくなくてむしゃくしゃしている人間が見ず知らずの中国人(というかアジア人)に暴言を吐いたり、暴力を振るう事件が急増しているけど、二言目には「人種差別だっ」とうるさい活動家連中があまり大きな声を上げないから不思議。でも、一部の在外中国人たちが中国政府からの同調圧力や陰湿な脅しについて声を上げ始めたそうで、中国にいる家族や親族に危険が及ぶかもしれないことを考えるとものすごい勇気が要っただろうと思う。それにしても、中国政府のやることがますます「悪あがき」のようになって来たのは、習近平がそれだけ不安と焦りを募らせているということかもしれないな。