5月4日(月曜日)。☀☀☁。五月晴れとは行かないけど、まあまあの晴れ模様。きのう牛乳を買い忘れたので、ワタシはいつものケフィアを少し多めに入れてストレッチ。マルメロ入りのアップルソースは容器に残ったスプーン1杯も入れてしまってフルーティな朝ご飯。きのこ屋のマット君から毎週買っている野菜ボックスに入って来る有機りんご(フジ)で作った砂糖無添加のアップルソースが朝ごはんの定番になって、これにマルメロを入れると酸味が加わってぐんとおいしくなるので、何だか病み付きになった感じ。カレシにはアップルソースはおばあちゃんの味。小さいときにおばあちゃんがおじいちゃんの農場で採れたりんごで作ってくれたのが大好きだったそうで、朝のシリアルに入れたり、クッキーですくっておやつにしたり。
今日は朝のうちにウォーキングを兼ねて、追っかけ回していたスープミックスを取りに小包の受取代行オフィスへ。箱の中身は5種類、合計13本のスープミックス。製造元のSimply Delish Soup & Saladは郊外フレーザーバレーのラングレーにあって、同じラングレーでYour Wildest Foodsを経営するマット君とはファーマーズマーケットでよく会うらしい。フレーザーバレーは気候が良くて、野菜、果物、きのこ、畜産、乳業、養鶏と何でもござれでメトロバンクーバーの胃袋を満たしてくれる肥沃な農業地帯で、比較的小規模な農場は有機栽培に特化した若い世代も多くて、ローカル産の新鮮な食材を売り物にする高級レストランやファーマーズマーケットが主な客先になっているらしい。スープミックスを作っているのも若い夫婦で、ヴィーガンの専門店の他オンラインでも販売している。

今回の注文はお気に入りの「野生きのことライス」、「ビーフと大麦」、「チャウダー好きのチャウダー」の他に、「キャラコビーンズ」(数種類の豆のミックス)と「タイ風ココナツとレモングラス」。セロファンチューブの中身を2リットルか2.5リットルの水と一緒に大鍋に入れてとろとろ煮るだけのシンプルなもので、基本はヴィーガンだけど「好みのたんぱく質(肉)を入れるのも良し、野菜を足すのも良しで、好みの塩加減で仕上げ。野生きのこのミックスにマット君が作っている乾燥グルメきのこのミックスを入れると、もうたまらない味。こんなにおいしいものが若い人たちの手ですぐ近郊で作られているなんて、ほんっとにいいところに住んでいて幸せだなあと思う。
けっこう温暖な気候に恵まれたメトロバンクーバー圏では新鮮なおいしいものを地産地消できるわけで、脱グローバル化も可能じゃないかと思ってしまう。実際にはそう単純なものではないけど、食料の安全保障を考えると、グローバル化のかけ声に乗せられて安さを求めるあまり、あらゆるものの生産と供給を野心満々の指導者が率いるかの国に依存してしまっている現状を考え直すきっかけにはなるかもしれないな。ま、手始めに地産地消でローカルのビジネスを支援しようじゃないの。