リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

あんまり迷わずに決められるのが取り柄かも

2021年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(水曜日)。☀☀☀。起きたとたんにまぶしい朝日っ。冬至の頃はベーカー山の(我が家から見て)ずっと右側だった日の出がいつの間にか左側。日々の日の出の位置は如実に季節の移ろいを感じさせてくれる。遠くの山並みも半分くらい冠雪。でも、色はもやっとした灰色だし、どぉ~んと積もれば穏やかな羊顔になるコクィトラム山もゴリラ顔にもなっていないから、積雪量は少ないってことかな。近場のノースショア山脈はバンクーバー圏の水源地なので、冬の間にどっさり雪が積もってくれなければ、夏に水不足になることがあるから、ちょっと心配。

でも、久しぶりの雲ひとつない青空には心も弾んで来る。午前9時にワルデマーが電話して来て、「マーティンが玄関前にいるから入れてやってね。今、シンクを買いに来ているから1時間くらいでそっちへ行くから」。はぁ~い。さっとマスクをつけてロビー階へ下りて行って、外で待っていたマーティンと一緒に部屋まで。晴れているからか、今日はちょっと寒いねえと言ったら、「けさは車が霜でまっ白だった」。え、それは寒いなあ。どこに住んでるのか聞いたら、「メープルリッジだよ」。おや、うちも義弟一家が3代そろってみんなメープルリッジなの。おまけにみんな義弟の業務用の照明器具を作る小さい会社で働いているの。今は娘が社長で、娘婿が営業部長で、息子が製造部長で、元妻がカスタマーサービス担当で、孫娘のボーイフレンドも勤めているの。「それってほんとのファミリービジネスだね」とマーティン。

マーティンは寝室のバスルームに直行して、ワタシはのんびりとワルデマーを待ったけど、なかなか現れない。資材のディーラーはオフィスが狭いところが多くて、面積に従って一度に入れる人数が制限されているから、前に並んだ客が終わるまで外で待たされるので、ああだこうだと製品選びをする客がいるとタイヘン。わっ、それじゃあ雨の日やうんと寒い日はたまったもんじゃないなあ。ワルデマーが来たのは正午をちょっと回った頃で、マーティンが台車を持って迎えに行って、大きな箱を2つ運んで来た。ひとつ開けて見せてくれたのはバスルームのシンク。ちょっと大きめな楕円形でなかなかいい感じ。すぐにはいらないので、すっかり倉庫と化したレクルームにおいて、今日は新しい壁のペンキ塗り。ローラーでしゃっしゃっと塗った後でビニール袋がないかと言うから、手近にあったきれいなのを渡したら、ペンキがついたままのローラーを入れて、「こうしてぎゅっと空気を押し出して巻いておくと乾かないからペンキが無駄にならないよ」と節約指南。

今日のワタシの仕事はタイルのグラウトの色と、キャビネットの取っ手と、キッチンのシンクを選ぶこと。これでもあまり迷うことなくけっこうぱっと決断する方なので、ワルデマーはその場でディーラーに電話をかけまくって注文。みんなこんな具合に進むと楽なんだけどなあ。ふと、窓の外を見たら、空いっぱいに不思議な雲が・・・。