リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

キャビネットを接着剤で取り付けると言う発想

2021年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(金曜日)。☀☀。朝7時過ぎのバルコニーの気温はマイナス3.4度。でも、週明けには概ね普通の気温に戻るそうだから、あとちょっとの我慢かな。でも、日曜日の午後にバレンタインデイのディナーをバンクーバーのTojo’sまで取りに行くのに、べちゃ雪なんてことになったらやだなあ。

今日は昼近くまで誰も来ないので、朝ご飯の後はちょっとのんびり。壁の中のびっくり玉手箱の手当てやら、コロナで乱れた物流の影響による納品遅れで、リフォームの段取りも狂って、ワルデマーの予定もぎちぎちになって来たらしい。それでも「このプロジェクトが最優先だから心配しなくていいよ」。1日中携帯が鳴りっ放しなのに、細かなところへの目配りを緩めず、日程が遅れるのも承知で、私たちの日常生活の不便が最小限で済むように配慮してくれているからありがたい。だからこそ口コミだけの商売でも引っ張りだこなんだろうな。(引っ張りだこだったら、営業する暇なんかないか。)

ワルデマーが到着したのはランチが終わった頃。すぐに園芸ルームに水を通す作業にかかって、5分ほど元栓を締めただけで、20分ほどで「開通式をしよう」。そこで、カレシの趣味の場だからと、オフィスにいたカレシを呼んで、はい、水を出してみて。何となくおっかなびっくりの手つきでそろりとレバーを持ち上げたら、じゃぁ~っと勢い良く水が出て、シンクの下においた青いシートをチェックしたワルデマーが「よし、水漏れなしだ」と、園芸ルームの稼動開始を宣言。これでキャビネットにドアをつけて、壁にタイルを貼って、グローエの水栓に取り替えたら、それこそリッツカールトン級の園芸ルームになりそう。種まきの時期だと急かせるから最優先で使える状態にしてもらったんだから、カレシにはサラダ用に新鮮なベビーリーフやメスクラン、それとマイホームに彩を添える花をどんどん育ててもらわないとね。

来週早々にドロータとヤチェクがバスルーム2にキャビネットを取り付けに来ると言うので、カウンターに置いてあった日用品をバスルーム1に移して、キャビネットの中からタオルやクリーナーの類を出して、取り外しの準備。ついでに物置代わりにしていた古いキャビネットの中身もバスルーム1に移して、当面はトイレは両方で使えて、シャワーはバスルーム2、それ以外はバスルーム1ということになるけども一歩前進。ステファンが加わって、まずは大きな鏡の取り外しなんだけど、これが曲者。接着剤で貼り付けてあるとわかっているので、壊さずに外すには、まず縁のシリコーンをナイフで削り取って、端からそろそろと楔を差し込んで、しまいにはワタシが持って来た1メートルの物差しを突っ込んで接着剤を剥がして、やっと壁から離れるまでスリル満点。次に天板をシンクごと外して、最後にキャビネット。これがまた曲者で、目に見えるねじを外したのにびくともしない。何のことはない、鏡と同様にキャビネットも強力な接着剤で壁に貼り付けてあったという、びっくり玉手箱。ワルデマーとステファンが廃材を台車に積んで引き上げた後は接着剤の跡が点々。何だか、もう・・・。