リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ぜんぜん便利じゃない便利さもある

2021年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月15日(月曜日)。☁☂☁。暖まってきた感じで、寝ている間に予報に反してルーフデッキの雪は半分くらい解けていた。三連休の最終日はファミリーデイ。元旦から(早くて3月下旬、遅くて4月下旬の)復活祭まで連休がないのはかわいそうと言う理由で作られた祝日。実際のところは、家族がどうのこうのというんじゃなくて、行楽だ外食だとお金を使うような連休がなくてかわいそうなのは経済界ってことなんだろうな。

きのうからキッチンのトラックライトのひとつが消えていて、ガス台の方に向けてあったので、手元がちょっぴり暗くなった感じ。開発業者がつけたライト5個のトラックは見るからに安っぽい代物で、電球を差し込むプラグは2本のワイヤを差し込んではんだ付けしただけのお粗末なもの。園芸ルーム側の端っこのライトはワイヤが抜けて修理不能のままだし、LEDの電球も口金があまり見かけなくなったGU4タイプ。そして、きのう消えたのは去年の夏に切れて修理に手こずった真ん中のやつで、LEDの電球が半年で切れるとは思えないから、問題はワイヤの接続じゃないかな。まあ、すでに新しいトラックライトを買ってあるので、もしかしたら「風前の灯」だと感づいてむくれているのかもしれないな。機械類を取り替える話をしているとなぜか都合よく故障してくれることがよくあるもの。

新しいトラックはライト4個が固定されているもので、電球はごく普通に売っているGU10タイプ。むくれているトラックは可動式だけど、ライトはなぜか動かそうとしてもびくともせず、調節できるのはライトの方向だけ。ここまで徹底して扱いにくいと、もしかしたら欠陥品じゃないかと思ってしまう。前のオーナーが私たちより高齢のアジア人夫婦だったので、5個のライトは開発業者が取り付けた位置から動いたことがないと見ていいし、ワタシも動かせないままで別に不便しなかったわけで、だったら固定式でも不都合はないし、園芸ルームにはライト4個の方向を変えられるシーリングライトをつけて延長キッチンもカバーするので、トラックのライトは4個で十分・・・。

それにしても、消えたタイミングの何とも絶妙なこと。植物には「耳」があって動物とは違う意味で「感情」を持っているそうだけど、機械にもそんなものがあるとしたら、まるでホラー映画だな。でも、昔あったSF映画『2001: Space Odyssey』(『2001年宇宙の旅』)に出て来た人工知能のコンピュータ「HAL」のイメージが浮かばないでもないかな。でも、ワタシは機械というものは人間がその頭と手で「使うもの」だと思っているから、ほんとに必要なのかわからないような機能をやたらとつけては「さらにもっともっと便利になりましたぁ」とすり寄ってくるキカイはつい疑り眼で見てしまうところがある。便利さって裏を返せば人間の進化の鍵となった頭と手をわずらわさなくてもいいということだから、そのうち人間がキカイに「使われる」ようになるんじゃないかという気がしてしまうわけ。安物のトラックライトの話がヘンな方向に飛んでしまったけど・・・。