リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ワクチン義務化反対の抗議行動は隠れみのじゃないのかな

2022年02月14日 | 日々の風の吹くまま
2月13日(日曜日)。☀☀⛅。あったかぁ~。あんまり気持がいいもので、バルコニーもルーフデッキもパティオドアをがらっと開けて、きのうやらなかった土曜日のまじめ掃除。カレシがバスルームの掃除をしている間にオフィスのカレシの側の椅子を除けて、敷居やコンピュータデスクの窓側の床と下の棚をダスターでたまった埃を念入りに払ってから、掃除機が入らない隅っこを箒でていねいに掃いて、しっかり掃除機をかけて、モップで入念に仕上げ。ああ、くたびれた。後はいつもの通りで、レクルームに入っておでこの汗を拭いながらモップをかけていたら、ソファに寝転がっていたカレシが「オレの方がもっと運動が必要なんだから、モップぐらいオレがかけるべきだよね」。うん、いつでも歓迎いたしまする。でもまあ、先週トイレのこういうところもちゃんと掃除してねと言ってあったところを今日は忘れずにちゃんと掃除してあったからエライ。モップかけをやってみる気になるかなあ。

コロナワクチン接種の義務化に抗議して首都オタワに押しかけた大型トラック部隊だけど、「自由」を唱えて市の中心を占拠すること3週間目。数はかなり減ったらしいから、良識のある運転手たちは「戦列」を離れて帰って行ったんだろうけど、Monkey see, monkey do(猿まね)と言う言葉の通り、「抗議行動」とやらはあちこちに飛び火して、アメリカとの国境を封鎖したり、往来の邪魔をしたりで、果ては海外にも飛び火。要はコロナ拡大防止の規制反対にかこつけた「オレたちの好き勝手にさせろ」という運動で、先週はオタワの緊急電話(番号は911)センターにいたずらと思われる電話が殺到して、発信元の番号を調べたらほとんどがアメリカのものだったそうだし、支援団体(西部分離派)が設置した寄付サイトにはクラウドファンディングとしては異常な額(10億円以上)が集まったそうだし、GoFundMeにサイトを閉鎖されて別のプラットフォームに設置した新しい寄付サイトはアメリカの極右団体が背後にいるそうで、そこではわずか2、3日で20億円近い寄付が集まったそうだから、普通の人たちの目にも怪しげな黒幕の存在がおぼろげに見えて来ているんだと思う。おそらく去年の1月にアメリカであった連邦議会議事堂の襲撃事件首謀者グループにつながっていると思うな。

初めは運転手たちの苛立ちにはある程度の理解を示していた一般国民も、グループの行動が馬脚を現すにつれて愛想を尽かしつつあるようで、外国の陰謀論者が背後にある考える人が増え、最近の世論調査では「軍隊を出動させて、催涙ガスでも何でも使って排除すべき」という強硬意見が回答者の3分の2以上。で、(オタワのある)オンタリオ州政府は非常事態宣言を出したのに、国政の長たるトルドー君は「暴力が懸念される」。そんな悠長なことを言ってていいのかなあ。パパのピエールが首相だったら、今ごろは戒厳令を敷いて、軍隊を使ってトラック野郎たちを排除していただろうと思うけど、残念ながら息子はその決断力を受け継がなかったらしい。ウクライナを狙うロシアに対しては威勢のいい警告をしてみせてるのに、足元の騒動には及び腰とはね。

コロナの方は政治や社会のごたごたには関係なく、オミクロン株はピークを越えたということで、あちこちの州で行動制限やワクチン接種証明の提示義務を廃止する動きが出ているし、連邦政府もワクチン接種済みの国際旅行者の事前検査を廃止することを考えているそうだし、4月からはクルーズ船がカナダの港に戻って来るそうだし、今週はBC州でも制限の緩和や解除が期待されているし、コロナバカはますますおバカな悪ガキに見えるばかり。カッコ悪いこと甚だしいけど、テレビカメラに向かって自分のバカっぷりを発揮するのも「個人の自由」か・・・。