リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

英語勉強にはスモールトークが役に立つよ

2022年02月25日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(木曜日)。☀☀。ゆうべ10時あたりから雪が降り出して、オフィスの外のルーフデッキはあっという間に真っ白。冷え込んでいたから本格的な粉雪なんだけど、窓からの明かりに照らして見ると、まるで粉々に砕けたガラスの破片のようにキラキラ。夜になって弱い前線が通過するので、雪がちらつくけど積もらないだろうと言う予報が出ていたらしい。朝起きてみたらルーフデッキはまだ白かったけど、「積雪」は1センチあるかないかだったので、雲ひとつない晴天の下でどんどん解け出して、昼には日陰に残っているだけになって、やれやれ。


前夜


正午過ぎ

雪の不意打ちで融雪塩を撒いておく暇がなかったのか、雪かきをするほどの量じゃないからと無視しているのか、歩道にはうっすらと積もった雪が凍り付いて、気を付けないとつるりと言ってしまいそう。と言うことで、ウォーキングは何となくおっかなびっくりのえっちらおっちら。一番距離が短い6番ストリートを8番アベニューまで北上して、回れ右して戻って来るルートでも、すたすたと歩くわけには行かないので、けっこう余分な運動量になっていい。雨が降っても雪が降っても毎日必ずウォーキングに出るもので、「酔狂な老夫婦」として知られているのか、私たちが通りかかると店の中から手を振ってくれることがあるから、ワタシも手を振ってあいさつ。ニューウェストミンスターでは、商店街でも住宅地でも通りすがりに目が合った知らない人が「ハロー」とか「グッドモーニング」とか声をかけて来ることがよくあって、もちろんこっちもハロー、グッドモーニング。ときにはいい天気ですねえ、春らしくなって来ましたねえとスモールトークを交わすので、カレシが「知ってる人?」と聞くことがあるけど、ううん、全然知らない人。そこがトカイナカの心地良さかな。

どうもワタシはおしゃべりに生まれ付いたらしくて、人怖じもしないので、何かの事情で「話しかけないで」オーラを出して来る人(若いアジア人が多いかな)を除いて、老若男女を問わず自然に話をするところがある。マンションのエレベーターの中では連れている犬にまで話しかけるので、ずいぶんたくさんのワンちゃんと友だちになってしまった。知り合いになったワンちゃんたちと乗り合わせると、飛びついて来れば話しかけながら頭を撫でてあげるし、抱かれているワンちゃんには顔を近づけてチューする真似をするし、顎の下や耳の後ろをこちょこちょとやれば尻尾を振ってくれるから楽しいし、ついでに飼い主と顔見知りになって、さらにスモールトークに磨きがかかるってもの。これでも昔は犬が怖かったんだけど、どこでどうしてこうなったのか不思議。

一般にスモールトークと言うのはどうでもいいこと礼儀を持って対話することとなっていて、何がトピックになるかわからないから、ある意味でインプロヴィゼーション、つまりアドリブでやる会話のようなものかな。どうでもいいことを話す「世間話」に過ぎないから、面と向かっている間の短い時間だけだし、難しい言葉を並べる必要がないので、いたって気楽。ただし、相手の言葉に耳を傾けていないと会話のピンポンは続かない。カレシはことあるごとにスモールトークを英語会話の練習に利用することを推奨しているけど、英語圏の社会文化ではそれが人づきあいの潤滑剤としてけっこう重要な役割を持っているからだと思う。まあ、ワタシには楽しくエネルギーをもらえるのがいいところなんだけどね。さて、今日の演劇ワークショップの準備をしなくちゃ。