リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ウクライナの人たちに平和が戻るのを祈るばかり

2022年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(金曜日)。☀☀。少し暖まって来た感じで、朝方の気温はバルコニーでは氷点下にはならなかったもよう。天気がいいと日が当たるので、バルコニーのコンクリート床が熱を吸収からじゃないかな。片やルーフデッキではプランターの下のトレイに溜まった水が凍ったままなのは、バルコニーでは上階のバルコニーが屋根の役をしていて、同じようにコンクリートだから吸収した熱で温かめなのに対して、ルーフデッキは午前中しか日が当たらない上に全体が吹きっさらしだからかもしれないな。太陽の軌道が変わる夏には逆転して、バルコニーが涼しく、ルーフデッキが灼熱になるから、春の園芸シーズンの計画を立てる上で勘案するに値するかな。

ウクライナの情勢は何とも前世紀的と言うか、時代がかっていると言うか、プーチンがどこかでプッチンと行ってしまったんじゃないかと言う感じがして来た。ウクライナが抵抗することは想定していたかもしれないけど、ロシア軍のパワーを見せればあっさり屈服させられると思ったのかな。ウクライナ人の民族の誇りや芯の強さまでは理解していなかったのかな。ロシア国民からさえ抗議の声が上がることは想定していたのかな。それとも、足元の世論なんかどうにでもできると思ったのかな。現に抗議する人たちを根こそぎ逮捕していて、まるでソビエト時代にタイムスリップしたような光景だな。ロシアのミレニアルたちは、ソ連が崩壊した後の開放的な時代に生まれて、ソーシャルメディアにどっぷり浸って育って、ソ連時代と比べられないほど世界の事情に通じている世代だってことを知らないはずがないと思うけどねえ。強権主義の指導者って、言動は一見して自信たっぷりで、肩ひじを突っ張って威張りまくっているけど、いつも「何か」に怯えているんじゃないかなという気がする。何か、学校のいじめっ子の心情に通じるところがあるというか・・・。

だいたいからして、れっきとした独立国(プーチンはそう思っていないのは確かだけど)の政権を「ドラッグ中毒のネオナチ」と呼んで、それを倒す(ウクライナを解放する)ためと称して何十万もの軍隊を送り込むと言う構図からしてアンバランスな感じがする。ウクライナ軍に「クーデターを起こせ、自分の手で権力を掴め」とけしかけたそうだけど、ナチスとの戦いに数百万の犠牲を払ったウクライナ人がそんな政権を選ぶはずがないじゃないの。黒海の小さな島を守っていた13人のウクライナ兵がロシアの戦艦からの降伏要求に対して「くそっくらえ」と拒否して全員戦死したという話が、そのやり取りの録音と思われる音声データと共に世界のメディアを駆け巡っている。これほどウクライナ軍の士気とウクライナ人の抵抗を固くする強力な武器はないだろうと思うな。やっぱりプーチンはおかしいよ。

ワタシなりに思うところがあって、今日はスーパーの帰りに道路向かいのお肉屋さんFull Basketに立ち寄って買い物。ウクライナ人の年配の夫婦と働き者の若い息子がやっている評判のいい店で、最上階のゴードンに薦められて行ってすっかり気に入って、今では息子のヴィクターとは名前で呼び合うほどの「なじみ客」。今日はいつもより客が多くて、ワタシはお母さんに脂のないシチュー肉を2人分見つくろってもらって、ラムのラックと牛のボーンブロスといつものミックスオリーブも買って代金を支払い。そこで持って行った小さな折り鶴を平和と希望の象徴ですと差し出したら、お母さんは今にも涙ぐみそうな目で「ありがとう」。早く平和が戻って来るように祈ってますよと言って、グータッチをして、他の客の相手をしていたヴィクターに手を振って、帰って来たけど、ウクライナには親戚も友だちもいるであろうこの一家のためにも、早く事態の収拾がつくことを祈るばかり。