リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ファミリーデイはハッピーマンデイのようものだけど

2022年02月22日 | 日々の風の吹くまま
2月21日(月曜日)。🌤☀🌤。三連休最終日。起きてみたら、あら、きのうはなかった雪を被った山並みが青空に映えて、爽快な風景。ずっと下の方まで白くなっていて、コクィトラム山(標高1583m)も久々にびっくり仰天のひつじ顔になって、冬が戻って来た感じ。この冬は積雪が少なかったのか、めったにひつじ顔にならなかったし、冠雪していないときも多かったような気がするな。近場のシーモア山(標高1449m)にも新雪がたっぷり積もったようだから、スキー場は大賑わいだろうな。


今日は「ファミリーデイ」という祝日で、BC州の法定休日。連邦政府が決めた法定休日ではないので、ケベック州のように休みでない州もあるし、連邦政府関係の(郵便局を含む)公務員は休みにならないし、マニトバ州、ノヴァスコシア州、プリンスエドワードアイランド州ではそれぞれ名前が違っている。アルバータ州が30年くらい前に導入したのが初めで、元旦の後の祝日が3月末か4月の復活祭までないのは長過ぎるという理由だったそうだけど、真偽のほどは不明。十数年前から他の州にも導入されて、BC州では2013年から導入。ただし、2月第3月曜日がアメリカの祝日なので、スキー場などの観光産業が2週連続の三連休で潤うようにと、当初は1週間ずらして第2月曜日に設定のが、3年前からカナダの他の州と同じ第3月曜日に変更になったという経緯もあって、元から三連休を作るのが目的の祝日だから、日本の「ハッピーマンデイ」と同じようなものかな。まあ、あんまり盛り上がっていない感じだけど。

我が家は子供のいない2人だけの「家族」なので、ファミリーデイと言ってもピンと来ないから、ごく普通の月曜日。カレシは午前中にドイツのエスターとのレッスンがあって、きのうのリリーの場合と同じく、いつも「授業」というよりも楽しいおしゃべりタイム。カレシにとっても「英語レッスンなんか必要ないレベルなのに何でやめないんだろう」と言いながらも、友だちとのおしゃべりを楽しんでいる感じ。エスターは共産圏のハンガリーでドイツ人の父とハンガリー人の母の間に生まれたドイツ語とハンガリー語のバイリンガル。離婚した父親についてドイツに移って、英語を勉強して国際観光ガイドになり、観光バスの運転手だったハインツと知り合って結婚して一男一女。娘はすでに結婚して孫が2人でき、ハインツがリタイアした後は夏はハンガリーで貸別荘業、冬はドイツでマッサージ療法士をやっていて、忙しい合間を縫って夫婦そろってキャンピングカーでヨーロッパ中を旅して回るという活動的な人。ワタシもときどきレッスンのときに顔を突っ込んで「グーテンターク」とやるし、ハインツもときたま「ハロー」とやるそうだから、今ではファミリーフレンドというところかな。

家族ってほんとにいろいろ。べったりの家族もあれば、付かず離れずでも結束の固い家族もあれば、ひとつ屋根の下でもばらばらの家族もあって、その上にそれぞれの文化や宗教や習慣が絡んでくるから、一概にこれが家族と言うものはないと思う。強いて言うなら、最低2人の人間がいて初めて家族ができるということかな。夫婦、夫夫、婦婦、親子、養親養子、兄弟姉妹、従兄弟姉妹、さらには「義」のつく家族と、ほんとにいろいろで、さらにそれぞれに家族があるはずだから、どこまでが「家族」かと言う線引きは不可能なんだと言う気がする。その点から見ると、ワタシには太平洋をまたいで大きな家族がいるってことなんだよね。ハッピーファミリーデイ❣