リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

霧と太陽の自然の造形と春の自然の恵みと

2022年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(土曜日)。☀☀。いつもよりちょっとばかり早起き。どういうわけか、カレシが英語レッスンを4つも詰め込んで、最初のが午前9時、その次が10時半、3番目が午後1時という強行軍になってしまったので、さっさと朝ご飯を食べて、カレシは英語先生モード。レッスン中はオフィスの中や外の廊下で掃除機をかけるのが憚られるので、ワタシは洗濯だけすることにして、いつもの土曜日の掃除は明日。

空は晴れ上がっているけど、フレーザー川に沿って濃い霧。入江のある北の方からじゃなくて、東の上流の方から来ているので、今日のは「川霧」なんだろうな。ふわふわした霧の向こうにサレーセントラルのタワー群もベーカー山も見えて、何となく不思議な眺め。普通の霧にはめったに覆われないフレーザー埠頭がすっぽり霧の中で、ガーダーを上げたガントリークレーンが1基。後の2基が背中しか見えないのは船が入っていて荷役中なんだろうな。船が見えないのはそれだけ霧が厚いということだろうな。でも、そのうちに霧の層がさらに下流の方に流れて行って、3基のクレーンがはっきり見えて来たら、あら、何だか川辺の水鳥のよう。いや、大きいから恐竜かな。霧が流れて行った先は、見えるのはアレックスフレーザー橋の主塔とアナシス島の工業団地の煙突から立ち昇る蒸気だけ。カメラの視界に飛び込んで来た鳥の群れは、黒っぽいからカモメじゃなさそうだけど、ハトかな、カラスかな。









リビングの窓の下、6番ストリートのオフィスビルの屋上に現れた何とも不思議なパターン。水たまりができたのかと思ったけど、これまで平坦だった屋上に急にできるなんて信じられないし、この2、3日のうちで急遽作ったものだとしても何が目的なのか全く見当がつかないし、だいたいからして屋上に水を張る理由が思い浮かばないし、でも、青い色はどうしても水たまりに見えてしまうし、でも、でも・・・。でも、バルコニー側で川の下流の霧の写真を撮っていて、はたと思い当たった。この方向(ブラウ・オブ・ザ・ヒル地区)は古い3階建てのアパートがたくさんあって、どれも平たい屋根の上は霜が降りて真っ白。あはぁ、そうか。不思議なパターンは屋上の換気扇やAC設備の影で、日陰になって解けなかった霜が太陽の角度で青く見えているってことじゃないのかな。たまたま日差しが建物と一直線になったからの現象で、謎が解けてみればなぁ~んだ。でも、自然の造形はほんとにミステリアスで、大昔だったら神がかりの伝説が生まれたかもしれないな。



ちょうど晩ご飯の支度を始める頃になって、マティニのグラスを片手に、きのう向かいのヴィクターの店で買って来たリブアイ・ステーキの付け合わせを考えていたら、マットから「来たよ」というメール。マスクとフォブを掴んでそれっとロビーに下りて行って、注文してあったきのこを受け取って、しばし「地産地消」についておしゃべり。去年ずっと奥のハリソン・ホットスプリングスにマイホームを買ったマットは、敷地が千坪近く(!)あるので、果樹を植え、イチゴやラズベリーを植え、野菜を植えてと、庭造りの計画がいっぱい。山の中ではもうイラクサが芽を出しているそうで、何だか今年の春は駆け足でやって来ている感じ。ワタシの大好物のこごみやユキザサが顔を出すのも遠くないね。スィートシスリーを見つけたら忘れないでね、ウォッカに漬けてビターズの代わりにするんだから。箱いっぱいのきのこを抱えて帰って来て、マットに代金を送金してから、さっそくヒラタケをソテーしてステーキの付け合わせ。初めて見るヤマブシタケはやっぱり何とも奇妙なきのこで、ほのかに茹でたてのカニの匂い。レシピ、調べてみようっと。


ヤマブシタケ

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