リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナ明けの世界はどこへ行くんだろう

2022年02月24日 | 日々の風の吹くまま
2月23日(水曜日)。🌤⛅🌥。朝方にかなり冷え込んだようだけど、きのうほど風が強くないので、陽だまりではけっこう暖かい感じがする。週中の「こぶの日」だけど、しなければならないことがないせいか、何となく手持ちぶさたな気分で、やる気もあんまりぱっとしない。明日の演劇ワークショップの準備のつもりで教材の台本を3回くらい読んで、VRゲームとか引きこもりとか青木ヶ原の樹海とか感覚としてはまだよくわからない要素がいくつかあるけど、ストーリーとしてはやっと漠然とした全体像がつかめて来た感じかな。

首都オタワの中心部を大型トラックで占拠して、コロナの制限や規制が完全に撤廃されるまでは動かないと言っていたトラック部隊だけど、トルドー君が非常事態法(昔の戦時措置法)を発動して、警察が200人だかを逮捕して、トラックを押収撤去して、やっと収束。逮捕者の中には首謀者と目される西部カナダ分離主義者の女性がいて、保釈申請を却下されたというから、今回のトラック部隊の背景がわかって来たというところかな。クラウドファンディングのサイトを通じて資金を寄付をしたビジネスや個人の中には銀行口座を凍結されるケースも出ていて、BC州では、ある保守党議員がごく少額の寄付をしたシングルマザーが銀行口座を凍結されて困っているとツィッターに投稿。でも、警察筋が銀行に渡したのはトラック部隊の関係者や逮捕者の口座情報だけだと反論し、寄付サイトにアクセスしたハッカー集団も「そんな名前はなかった」と、でっち上げを匂わせるしまつで、当の議員氏は女性のプライバシーを守るためと身元を明かしていないけど、実在すると主張。でもねえ、何でもありのソーシャルメディア全盛の今どきは本人が出て来て涙ながらに苦境を訴えて、メディアが大々的に政府を非難するってのが定番のシナリオじゃないのかなあ。

トラック部隊を追い出したところでトルドー君が非常事態法を引っ込めて、オンタリオ州政府も非常事態宣言を解除。ところが今度はアメリカでトラック部隊が首都ワシントンに向かっているそうで、警戒体制を敷いているとか。ヨーロッパでもやっているし、ニュージーランドでもやっているし、コロナ規制やワクチン接種やマスク着用の義務の撤廃を要求すると言う名目だけど、「オレたちもやって注目されようぜ」とか言う猿まね人まねが透けて見えるような感じ。プーチンがウクライナに侵攻して、世界が険悪な情勢になっているのに、ワクチンやマスクが(オレの)自由の侵害だなんて駄々をこねている場合かよと思ってしまうけど、ま、「(オレたちには)わけのわかんないことを言って頭を混乱させるなよ」という石頭連中には通じないだろうな。

それにしても、旧ソ連の諜報機関(KGB)出身のプーチンはすごい策士だと思うな。おまけに半端じゃない権力欲と来たら、同じくらいエゴマニアックな中国の習近平さえ真っ向から競争したら勝ち目はないんじゃないか思うくらい。表向きは手を結んでいるように見せかけて、習近平がコロナ退治とオリンピック/パラリンピックと秋の党大会という国内事情でてんやわんやしている今を狙って、ウクライナ侵攻をやってがっちりマウンティングを取ったと言うところだけど、習近平が党大会で主席(独裁)続投を確保したらどう出て来るのかな。コロナ明けの世界はここへ行くのか・・・。