リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

テレビと舞台とではやっぱり同じには行かないね

2022年03月03日 | 日々の風の吹くまま
3月2日(水曜日)。⛅☁⛅☁。週の中日。ときどき青空がのぞく穏やかな日。近頃はよく眠れ過ぎているのか、起床が8時半過ぎとか9時すれすれとか。就寝時間が12半ごろとか、前よりも遅くなっているせいもあるけど、それでもけっこうすっと眠りに落ちているようなので、時たま夜中に起きることはあっても、必要な睡眠はしっかり取れているってことかな。

今日は楽しみにしていたArts Clubの『Kim’s Convenience』のオープニングナイト。トロントのとある街角のコンビニを舞台にしたコリアン一家のコメディ調のファミリードラマで、韓国系のインス・チョイ作。何年か前にArts Clubが上演したときに観て大感動して、その後ツアーでニューウェストに来た時も観に行って大感動。テレビシリーズ化されてヒットしていたけど、我が家はほとんどテレビを見ないので、テレビ版は一度も見たことがない。テレビ化を経ての再演でどれくらい変わっているか興味のあるところ。観た後でオリジナルの脚本を読み返して比べてみたらいい勉強になりそう。ワタシは芸術監督サークル(ADC)のメンバーとして個人スポンサーになっているんだけど、劇場での収容人数制限が解除になったのがプレビューが始まる1週間前で、今回はレセプションがないから、記念にもらえるキャストのサイン入りポスターはしばらくお預けかな。

晩ご飯のしたくまでのんびりしようと、久しぶりにミニチュア工房のスツールに陣取って、去年秋から出したままの「夢のバルコニー」のキットを前に、去年の秋と同じく思案投げ首。なぜって、ワタシは花以外のピンク色が好きじゃなくて、ミニチュアの模型であってもピンク色のモノはまっぴらごめん。で、オリジナルのキットの目玉らしいのが(完成写真で)バルコニーに置いてあるピンク色のアームチェア。まあ、全体のデザインもあまりにも小さい女の子が好みそうなこてこてアジア的なかわいいぃ~夢の何とかというイメージが強すぎて、いくら逆立ちしたってそのまま組み立てる気にはなれそうにない。去年は2つしか作らなくて、どっちもほぼ100%ワタシのオリジナルだったので、これも組立てマニュアルは捨てちゃって、かわいいの「か」の字もないものにしてしまおうっと。ミニチュアのキットだって、クリエイティブに利用しないと飽きが来ちゃうもの。

芝居の開演は午後7時半なので、ちょっと早めに晩ご飯を食べて6時過ぎに出発。去年あたりより車の数が増えているのは確かで、ラッシュアワーなので間に合うかどうかひやひやしたけど、高速をぶっ飛ばして余裕で到着。スタンリー劇場の外の行列に加わって、スマホに入れてあるワクチンカードをスキャンして身分証明と照合してもらって、入り口でチケットをスキャンしてもらってロビーに入ったら、支援開発部の部長のキャシーが額縁入りのポスターを用意して待っていた。うれしぃ~っ。芝居そのものは、コメディに傾き過ぎていて、テレビ版を舞台に移したような感じで、端的に言うとテレビ化される前にあった胸にぐっと響いて来る何かがなくなっていた気がしたな。もっとも、それでも楽しめたし、ほぼ満員の客席にはテレビ版を見ていたんだろうなというタイプの人たちが多いようだったから、まずは成功。