リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

山菜の季節の春は待ちわびた甲斐があるね

2022年03月20日 | 日々の風の吹くまま
3月19日(土曜日)。☁🌤☀。起きた時は曇っていて、また雨かぁとげんなりしたけど、だんだんに晴れて来て、すっきりさっぱりの晴天。土曜日は洗濯日として定着したようなので、まずは朝シャワーをしてから洗濯を始めることにして、寝室の床に落ちていたカレシのソックスを拾い上げたら、それを見つけたカレシが「ウォーキングの時に履くから、洗濯は明日でいいよ」。えっと、これから洗濯するんだけど。「きのう履いただけだから今日はまだいいよ。気に入ってるんだから」。とにかく洗っちゃうよと言ったら、「まだ臭ってないだろう」と食い下がるカレシ。臭うまで待つことないじゃん。でもまあ、1日30分程度のウォーキングで履いたくらいなら、まだ大丈夫かな。じゃ、どうぞお好きに。(ウォーキングから帰って来た後で押収しちゃおうっと。)

ランチの後で洗濯物を乾燥機に移して、がらがら回っている間に、奨学金の申請書類を読む作業。火曜日までに全部読んでランク付けした報告を送ることになっていて、27日の日曜日は午後にズームで選考会議がある。それで思い出して、日本政府の芸術家育成の奨学金で来ているY君に、水曜日のオープニングナイトのチケットを買っておいたよとメール。久しぶりに開演前にArts Club の後援者の中核グループであるADCのレセプションがあるので、私たちの客として招待して、後援者仲間に紹介して、ついでにMade In Italyの舞台も一緒に楽しんでもらおうというわけ。若いY君は3年前に自費でArts Clubに受入れ承諾書を書いてもらいに来た時からの知り合いで、あれからずっとカレシについて英語レッスンをして来て、その上達のスピードにはカレシもびっくり仰天。日本政府が奨学金を出すだけのことはある才能の持ち主だし、カナダの演劇活動を裏で支えている後援者グループに会うことで、将来日本の演劇界を背負って立つ存在になったときに役に立つ経験を得られればいいと思う。

申請書類を3件くらい読んだところで、きのこ&山菜屋のマットからテキストメールが来て、「ヤマブシタケは売り切れてしまった。ヒラタマネギがあるけどどうかな」。きのう御用聞きメールが来ていて、シイタケとマイタケ(hen-of-the-woods)とヤマブシタケ(Lion’s mane)をお願いしてあったんだけど、ヤマブシタケは希少だからしょうがないね。ヒラタマネギ(ramps)は北海道の「行者ニンニク」によく似ていて、地下茎じゃなくて葉っぱを食べる。全体にかなり強烈なにんにくの香りがあるけど、意外と上品で柔らかで、一度食べたら病みつきになる味。原産地は北米の東部で、この辺りで採れるのは東部から移住して来た開拓者が持って来て植えたものが野生化したらしい。広く分布しているわけじゃないので、マットが見つけた群生地は「秘密中の秘密」なんだそうな。よしっ、ヒラタマネギ、2袋お願ぁ~いっ。

バンクーバーでのファーマーズマーケットでの商売を終えたマットが到着したのは4時過ぎ。ぷっくぷくのシイタケと拳骨サイズのマイタケ、そして若くて柔らかいヒラタマネギ(でも香りは一人前)。森の中はどんな様子か聞いたら、「すっかり春らしくなったよ」。おお、いいね。「アメリカに行きやすくなったしね」。そう、ワクチンをしていれば検査なしで行き来できるんだよね。よかったぁ。これから(ググってみた日本名で)ユキザサ、ヒロハカエデの花、トウヒの芽、アカフサスグリ、スィートシスリー、(大好物の)コゴミ、フキタンポポ、ハリブキ、そしてアッケシソウと、おいしい山菜がどんどん育って来ると思うと、春を待ちわびた甲斐があったというもので、食いしん坊のワタシにはたまらない季節。うん、Keep me postedねっ。