リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

何かと殺気立った世の中はコロナ疲れのせいかな

2022年03月27日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(土曜日)。☁☁☁。ずっと曇りの1日。この週末は2週間の春休みの最後の仕上げの週末なんだけど、なぁ~んかぱっとしない天気だったねえ。マスク着用義務やいろんなイベントの収容人数制限が解除になったのが春休みが始まる直前だったので、今年は遠出する計画を立て難かったかもしれないな。月曜日からは、子供たちは学校に戻り、バケーションを取っていた大人は仕事に戻って、その他いろいろ大勢の人たちにはそれなりに「普通」の生活リズムが戻って来るわけで、子持ちでなくても、ああ、やれやれという感じかな。

朝ご飯の後でのんびりしていたら、突然ラジオの音楽が途切れて、国の緊急時の警報システムがピーコピーコ。ときどきやるシステムのテストかと思ったら、「アンバーアラート発令」ということで、同時に携帯にもメッセージが着信。金曜日の朝に州の北部のフォートセントジョンという町で幼児2人とその母親が子供たちの父親によって母親の車で自宅から連れ去られたこと、車の型式、色、プレートナンバーと乗っている4人の特徴はこれこれで、オンタリオ州に向かっていると思われて、母子の身の安全が心配されるというもの。アンバーアラートは子供が誘拐されたり行方不明になって、身の危険があると判断されるときに、迅速な発見と救出への協力を促すために発令する警報システムで、事件のあった地域で出されることが多くて、全国の警報システムを使って発令されるのは珍しい。結局、車はオンタリオ州に入ってすぐのケノーラというところで発見されて容疑者が逮捕され、母子3人は無事に保護されたと言うことで、アンバーアラートは夕方に解除されてほっとした。

フォートセントジョンからケノーラまでは、ハイウェイでアルバータ、サスカチュワン、マニトバと3つの州を通過して2100キロで、止まることなく車を飛ばし続けても24時間近くかかる。もちろん何度も給油せずには到達できないし、時間的にも眠らずに運転し続けるのは無理な距離。母親は子供たちの父親の性格をよく知っていただろうから、子供たちを守るためにどれだけの緊張と恐怖を強いられていたか想像するだけでもつらくなる。保護されて収容された先で手厚いサポートを受けているそうだから、早く立ち直って家に帰って来れるといいね。それにしても、最近は街を歩いていたらいきなり襲われたという事件が多いし、ギャング抗争による銃撃事件も毎日のようにメトロバンクーバーのどこかであるし、コロナ疲れでメンタルがおかしくなっているのかどうか知らないけど、殺気立った人間が増えているような感じがする。

ガソリン価格は相変わらず上がったり下がったりだけど、州政府は高騰のショックを緩和?する救援策として州営の自動車強制保険のリベートとして一律1万円を支給すると発表。実施は5月か6月になるらしいけど、たったの1万円じゃあ、図体のでかいSUVを運転していたら満タン1回分くらいにしかならないんじゃないかな。我が家のエコーはタンクの容量が40リットルだから2回分くらいかな。何だか日本の政府が年金受給者に5000円を配るとぶち上げたのと似たようなバラマキの感があるんだけど、はて。まあ、我が家は1回満タンにしてだいたい3ヵ月か4ヵ月持つから、この先よっぽど値上がりし続けない限り、1万円ちょっとなら半年以上のガソリン代ってことになるかな。保険料の割り戻しとしてくれるというんだったら、遠慮なくもらっておくけどね。