リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ヴァレニキはウクライナの餃子でシュニッツェルはオーストリアのとんかつ

2022年03月09日 | 日々の風の吹くまま
3月8日(火曜日)。☀🌤⛅。目が覚めたらまた9時。なぜか元気いっぱいのカレシが「今日のオレたちの時間割」なるものをぶち上げて来たので、何で「オレたち」なのよと聞いたら、「だって、予定を知らないとキミが何かと不便すると思って」。あっ、そうなの。で、午前中は10時にウォーキング、帰って来てシャワーをして、11時にエスターのレッスン。ということで、10時にウォーキングに出たけど、いつもと違うルートを取ったので、帰って来たら11時10分前でシャワーの時間がない。おまけにエスターから家中が知っちゃかめっちゃかなのよぉ~とメールが来て、レッスンは明日に延期になって「時間割」は狂いっぱなし。昼前につい重くなった腰を上げてシャワーをしたけど、ワタシの方には不便は全然なし。あはは。

今日はトラベルエージェントのジェフから、北欧クルーズの後半の航路が変更になったけど、どうするかというメール。コペンハーゲン出港を1日遅らせ、サンクトペテルブルグでの3日はポーランドのグダンスク、デンマークのボルンホルム島、スウェーデンのゴットランド島に変更して、その後は予定通りにタリン、ヘルシンキと回って、終点のストックホルムで下船という日程で、Silverseaからは「お詫び」として船内でのお小遣い5万円と将来のクルーズの料金を10%割引するクレジット(船に乗っていた場合の話だけど)。プーチンのおかげで私たちのサンクトペテルブルグへの関心が萎んじゃったので、代わりにワルデマーが「ぜひ一度行ってみるといいよ」と大いに薦めていたグダンスクに行けるのは願ってもないから、さっそくジェフにノープロブレムと返信。うん、ワルデマーにグダンスクに行くことになったよぉとメールしてみようかな。

きのうの買い物は、肉類はスーパーで買わずに、気持だけでもウクライナを応援するつもりで道路向かいのFull Basketに寄って買って来た。ヴィクターがひとりで店番をしていて、ウクライナの親戚や友だちは大丈夫なのかと聞いたら、「今のところはみんな無事でいる」とのことで、大きな安堵のため息。前回ブーフブルギニョンを作って大感激したシチュー用牛肉の他にリブアイステーキとシュニッツェル用の豚肉を包んでもらったところで、ヴィクターが「新しい商品を入れたんだけど」と指さした冷凍庫にあったのはウクライナの伝統料理ヴァレニキ(北米ではどこ風に関わらず一括りにして「ペロギ」)。東ヨーロッパの水餃子といったところで、何種類かある中から試しに選んだのはジャガイモと玉ねぎのもの。茹で上がったのにたまたま冷蔵庫にあったツァツィキソースを添えたら、あっさりしてとってもおいしかった。カレシも大いに気に入ったようなので、この次は別の種類を買って来ようっと。

午後はきのう郵便箱に配達通知が入っていたプリンタを取りにヴィクターの店の隣にある郵便局へ。マンションのエレベーターは必要な部品がまだ届いていないようで、1週間を過ぎたけど「故障中」のまま。みんな慣れてしまって、人数制限なんかどこ吹く風で4人も5人も乗って、ダブルだ、トリプルだとワクチンの回数を披露し合うから愉快(BC州は12歳以上の56%が3回接種済み)。のんびりしていたらいつの間にか晩ご飯の時間になったので、マティニで乾杯した後で、シュニッツェル用にていねいに叩いて薄く伸ばしてある豚肉で思いつくままにとんかつ。そっか、豚肉のシュニッツェルはオーストリアのとんかつ、とんかつは日本のシュニッツェルってことか。油で揚げずにフライパンでこんがり焼いたのを、東京の「サボテン」で覚えて来た大根おろしと柚子醤油で食べたら、カレシも絶賛するおいしいさ。こうやってのんびり暮らしていられるのは何だか申し訳ないような気がしないでもないけど、ヴィクターの店からもっとおいしい肉を買って来ようっと。それがほんの少しでも彼の故国ウクライナ支援に役立てば二重にうれしいもの。


夕暮れの空を行くヘリコプター