リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

タワーから世界を見渡せば

2022年03月22日 | 日々の風の吹くまま
3月21日(月曜日)。🌧☁🌧☁。春だと言うのにちょっと寒いなあ。でも、あちこちで桜が咲き始めているから、寒いのはマザーネイチャーの気まぐれかな。バンクーバーは市内に何万本もの桜があって、旧居の外の道路なんか何キロもの桜並木だったけど、ニューウェストミンスターには庭木としてもあまりないようで、その代わりに花の咲く街路樹はモクレンやコブシ、ハナミズキが多いし、創成期からの高級住宅地であるクィーンズパーク地区の家々の前庭ではヤマブキ、レンギョウ、コデマリ、ボケが花を咲かせ、芝生では野放図に増えて広がったスノードロップやクロッカス、水仙がびっしり。数十年前に庭に植えられたクロッカスが庭の外へ広がって、さらに歩道を越えて車道との間にある緑地に密生していたりして、春は雨の日でもウォーキングが楽しくなる季節。

朝の「家事」はArts Clubのサイレントオークションで目を付けているトフィーノへの1泊旅行のパッケージの入札状況をチェックして(現在11万円)、毎年個人所得税の申告で世話になっている会計事務所が新しく作った顧客管理システムに登録すること。フリーランスで独立するまで6年勤めたワタシの古巣で、自営ビジネスの初年度からずっとカレシと2人分の所得税を電子申告してもらっているから、30年以上のお付き合い。担当のパートナーも初代のハリーから(見習い会計士の時から知っていた)マイクに引き継がれて、そのマイクもおととしだったかめでたくリタイアして、今は3代目のリズ。必要な書類が全部そろったところで2人の所得をざっと合計してみたら目が点になって、納税額がどんなことになるか今からビクビクものだけど、週末あたりに書類をアップしとかなきゃ。

のんびり窓から外の風景を眺めていたら、川中島(アナシス島)の自動車ターミナルで、あまり見かけない自動車専用船が新車の陸揚げ中。双眼鏡で船名を見たら、何だターミナルを経営する会社の船で、船尾の方に開けたランプから白い車が降りて来るのが見える。自動車専用船は何層にもなった構造で、積み下ろしは1台ずつ人間が運転するしくみ。船を降りて来て、駐車場の所定の位置に車を止めた運転手はマイクロバスに拾われて、また船に戻って次の車を下ろすという、まさに人海戦術。船から降りて来る新車がどれも真っ白なのは、輸送中に傷がつかないように白いカバーをかけてあるからだそうで、それが広いターミナルに何百台もぎっしりと並ぶとさすがに壮観。晴れている日にはフロントガラスが一斉にキラキラと輝いて、さらに壮観な眺めになる。



ガソリンの価格はどうかと、下のガソリンスタンドに双眼鏡を向けると、今日は195円。一時215円まで上がっていたけど、この2週間の間に下がったと思うと上がって、もっと上がるのかと思っていると下がるという狂乱ぶり。朝には199円だったのが、午後には194円になって、夜にはまた199円なんてことはざらで、次の朝に190円まで下がっていたこともある。(午後には199円に戻っていたけど。)ガソリンが値上がりし過ぎたので電気自動車(EV)に買い替えようと言う人が増えているそうで、注文しても納品まで1年待ちなんてこともあるらしい。おかげでコロナのせいで閑古鳥が鳴いていた公共交通機関は利用者が戻って来ているとホクホク。捨てる神あれば拾う神ってこのことかな。