リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

演劇の新シーズンは快調で愉快にオープン

2023年09月15日 | 日々の風の吹くまま
9月14日(木曜日)。🌤☀。カレシに「おい、8時半だぞ」と言われて目が覚めた。この頃の私たち、遊び過ぎているのか、よく寝るなあ。だいたい朝方近くにトイレに起きることがあっても、その後で次に目が覚めるまでぐっすり眠っているようで、少なくとも7時間は睡眠をとっている勘定。年を取ると眠りが浅くなるとか、眠れなくなるとか言われるから、ちゃんとベッドに入って良く眠れているのはいい事だと思うけどね。ああ、今日もいい天気。

ゆうべも実に愉快だった。レセプションの会場のテニスクラブまで劇場からの送迎バスに乗るつもりだったのが、途中で渋滞があったりして、間に合いそうにないので、屋敷町ショーネシーに駐車して、あまり遠くない会場に歩いて直行。着いてみたら、ちょうどみんなバスを降りたところ。さっそくワインを片手にあっちこっちと回って、新シーズンと創立60年を祝って乾杯。持って来たチケットの半券を披露したら、みんなそれぞれに初めて観たArts Clubの芝居の話を持ち出してぺちゃくちゃ。仲良しのイーディスが「同じ日付で、22年前は殺人ミステリーの芝居、今日は人食い植物の芝居って、何が因縁深いわねえ」と言って、みんな「そうだねえ」。ま、初めての観劇はアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』だったけど、22年の間にたくさん友だちができたんだから、「いなくなった」のはワタシの人生をかき乱した人たちだったってことよね。


幕が上がるのを待つのも楽しみのうち

レセプションが終わって、待っている送迎バスまで、ケイトお姉ちゃんと腕を組んで(オズの)「魔法使いに会いに行こう」と調子っぱずれに歌って、新シーズンの出だしは快調。スタンリー劇場の狭いロビーはごった返していて、どうやら満員御礼かな。私たちの座席は昨シーズンと同じで、前にはティムとヒラリー、後ろにはデイヴィッドとイーディスと、去年と同じ顔触れ。オードリーIIと名付けられた奇怪な植物が巨大な人食い植物に育って、有名になった育ての親シーモアに図々しく「Feed me」(食べさせてぇ)と催促しまくり、最後には主要な登場人物がみんな食べられてしまうと言う奇想天外なストーリーだけど、「欲望に囚われたら、待っているのは破滅」とでも言いたかったのかな。みんないなくなった後、オードリーIIは強欲な栽培業者に増殖されて・・・。

幕間にロビーに出たら、Arts Clubで新作開拓を担当しているスティーブンと鉢合わせ。久しぶりでしばしおしゃべりをしていたら、「これ、あげるよ」と渡してくれたのが、なぜかパティパンかぼちゃ。ええ、どっから持って来たのかな。何かストーリーがあるんでしょと持ちかけたら「まあね」。座席に戻って後ろのデイヴィッドに見せたら「食われるなよ」とウィンク。第2幕の間中手のひらに載せていて、とうとう家まで持ち帰って来たけど、スティーブンに送ってやろうと、平らな部分にフェルトペンで顔を書いて写真を撮っていて、「ストーリー」を思いついた。それは、オードリーIIから増やされた株は美しいオードリーIIIに育って「Feed me」と食べ物を催促するけど、なぜか人間の血肉を嫌がって、新鮮でオーガニックの本物の植物ベースの餌を要求。そう、オードリーIIIはヴィーガンなのでした、というお話。写真と一緒に「リトルショップ・オブ・ホラーズ~続編」と題してスティーブンにメールしておいたら、けさになって「ギャハハハ」というメールが飛んで来て、ワタシもキャハハ。何だかいいシーズンになりそうだなあ。


これ、どうするの

オードリーIIIが「食べさせてぇ!」

でも、初物のかぶはあげないよ