リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

爆弾低気圧が通過/寒い季節は熱々スープがうれしい

2023年09月26日 | 日々の風の吹くまま
9月25日(月曜日)。☁🌧☁。起きたらしっかり暖房が入っていた。強風注意報は出たままだけど、思ったほどの風ではなかったようで、パイナップル特急第1便はどうやらさしたる被害も出さずに通り過ぎたもよう。寝る前にバルコニーに置いてあったイスとテーブルを折りたたんで取り込んでおいたので心配はなかったけど、高層階ではこれから天気が荒れるたびに風との戦い。それでも、窓ガラスを叩く雨の音を聞きながら眠りに落ちるなんてのはほんとに久しぶりで、妙に心地が良かったな。週末まで連日の雨と聞くと、ついうへぇとなるけど、マットのきのこビジネスには恵みの雨なんだから良しとして、日課のウォーキングはお気に入りの黄色いスリッカーで武装。



きのう6時間ことこと煮出して作ったきのこのブロスを3つのフリーザーバッグに小分けして冷凍庫に保存。貯めておいたきのこはざっと6種類か7種類で、何とも言えないコクのあるブロスができる。空になった大鍋をざっと洗って、今度は鶏がらのブロス作り。お裾分けした松茸とシソのお礼にとヴィクターのお母さんがおまけしてくれた鶏がらを鍋いっぱいの水にどさっとぶち込んで、ざくっと切った玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにく、そして残っていたヤマブシタケを加えて、10時間くらいことことと煮たら、明日はブロスだけ大きな容器に移して、ひと晩冷蔵庫で寝かせると表面の脂が白く固まるので、あさってはその脂をすくい取って、ブリブリのゼラチン状になったブロスをフリーザーバッグに小分けして冷凍、という気の長い話だけど、これからのランチは熱々のスープが最高にうれしい季節だもんね。

午後になって雨が止んだけど、空いっぱいの雲が東から北東の方へがすごいスピードで流れて行くの見えた。まだ荒れるのかなあと思ってみていたら、また雨。きのうのうちに買い物に行っておいて良かった。爆弾低気圧なんだそうで、気圧は99.9キロパスカル(999ヘクトパスカル)と台風並み。でも、午後遅くには雲の足取りが目に見えて衰えて来て、強風注意報も解除。気圧の数字のわりには(少なくとも我が家から見える範囲では)派手に荒れなかったようで幸いと言えば幸い。のんびりと晩ご飯の支度にかかって、今日は松茸のパピヨートと松茸のリゾット。パピヨートはクッキングシートに玉ねぎやにんにく、香り付けの刻み柚子を広げた上にスライスしてオリーブ油を絡ませた松茸を載せて包んだものをオーブンで焼くだけの簡単なレシピで、リゾットもオリーブ油で炒めたアルボリオ米にチキンストックを少しずつ加えて炊き上げて、終わり近くに手でほくした松茸を入れて仕上げ。キッチンに松茸の香りと鶏がらブロスの匂いが溢れて、おいしいものを作るのは楽しいね。


晩ご飯は松茸×2

鶏がらのブロス

夕暮れ近くには雲の動きもあまり目立たなくなって、南の方はもしかしたら雲が切れるかもと思わせるくらいの薄明かり。ただし、明日はまた風が強くなるらしい。だったら、注意報は出したままにしておいた方がいいような気もするけどな。暗くなってから窓際に立ったら、家の中の風景と外の夜景が競っているようなおもしろい構図。それにしても、この8年の間に川向こうはずいぶん灯りが増えたもんだ。眼下に見えるガソリンスタンドは煌々と明るいけど車の姿はなし。双眼鏡で看板を見たら「206円」だって。でもまあ、模様替えで大きなテレビを除けたおかげで目の前に開けた夜景は大都会バンクーバーが自慢する夜景に勝るとも劣らないと思う。明日の嵐の前の静けさと言う感じだけど、今日は1日中暖房が入っていたみたい。



おいしいからってこんなに食べてもいいのかな

2023年09月26日 | 日々の風の吹くまま

秋初日の朝

9月24日(日曜日)。⛅☁🌧。ちょっぴり早寝して、ちょっぴり寝坊。きのうはディナーのお客があるということで、午後からずっと大忙し。それで、お客のトッドとヴァレリーが到着して、飲んでおしゃべりをして、食べておしゃべりをして、後は寝酒なしでバタンキューという1日。でも、楽しかったな。

ディナーのメインはヴィクターの店に特注して買ってあったバックリブ。いつもスーパーで見かけるのと違って、脂が少なくて、肉の部分がしっかり厚めについている特上品で、昔よく行った「トマト」というレストランのシェフに教えてもらった秘密のレシピで調理するのにぴったり。ウクライナ風のコルバサソーセージとハルミチーズをフレンチフライ風に焼いたものをおつまみにして、カレシ特製のマティニで乾杯しておしゃべりをしている間にちょうど良く焼き上がったリブにジャックダニエルズが入ったバーベキューソースを塗って焼き上げで出来上がり。このレシピだとフォークで肉を骨から外せるくらい柔らかくなって、手を汚さずに上品に食べられるのがいいところ。テーブルでは話が弾んで、ワイン2本が空になり、ヴァレリーが持って来てくれたレモンメレンゲパイでデザート。残ったパイを「置いて行くわね」と言うので、それじゃあ明日のランチにしてねと残ったリブをお持たせ。ほんとに楽しい夕べだった。

一夜明けて、朝は晴れていて、きのうは残念ながら見えなかったベーカー山やゴールデンイアーズの稜線がきれいだったけど、どうやら嵐の前の静けさのようで、強風注意報発令。今夜から月曜日にかけて秋の嵐の第1号が到来するんだそうで、木々はまだ葉を落としていないので、風で枝が折れたりして送電線を切断する恐れがあるので停電に備えるようにというお達し。予報ではあした、あさって、水曜日とかなりの量の雨が降るんだそうで、旱魃で地面に雨水が浸み込みにくい上に山火事の残骸が雨水の流れを妨害するので、平地では洪水の心配もあるそうで、やれやれ今日は秋になってまだ2日目だってのに、もう嵐のシーズンかいな。いわゆる「パイナップル特急」(大気の川のこと)が次々とやって来るのはだいたいは10月か11月なんだけどとぶつくさ言っていたら、あ、来週はもう10月なんだ。なるほど・・・。



きのこスープ(松茸1本を含む5種類)でランチをした後、冷凍庫に溜まっていたきのこの石突を大鍋にぶち込んでブロスを作り始めたところで、マットから「松茸はどれくらいいる?」というメール。きのうはバンクーバーのマーケットに傘が開いていない最上品(ナンバー1)を持って行かなかったので、今日と言うことになったんだけど、先週の約500グラムは(ヴィクターの家族にお裾分けしたせいもあるけど)あっという間になくなったので、そうだなあ、またざっと500グラムお願いして、雨が降り出す前に買い物。ヴィクターの店に寄ってお父さんにバックリブが大好評だったと報告したら、「オレが最高のを選んだんだよ」。うん、ほんとに今までで最高のリブだった。またお願いするね。カレシがマティニの準備をしているところでマットが到着して、「好きなのを選んでよ」と言うので、持って行ったバスケットに小ぶりの「ボタン」を片っ端から選り出して、計ってもらったら800グラム。先週より少し値下がりしているからいいか。でも、こんなに食べていいのかな。お正月用に少し冷凍しておこうか。夜、予報通りに雨と風・・・。