リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

バレンタインデイ~ロマンスは年令を問わず

2024年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(水曜日)。🌤⛅。バレンタインデイ。朝から青い空と白い雲。これに赤いバラがあったら申し分なしなのかな。でも、49年も一緒(その半分は24時間一緒)に暮らして来たら、バレンタインも色褪せた感じがするもんね。ときめく時も、わくわくする時も、イライラする時も、楽しい時も楽しくない時も、心地のいい時も、気持が沈む時も、はては別れる別れないの修羅場も、せぇ~んぶ経験して来て、普通の夫婦の「あるある」をやり尽くしたよねえって感じかな。

きのうのVancouver Sunに載っていたバレンタインデイのラブストーリーは読んでいてほのぼの。川向こうの郊外のサウスサレーにある高級シニアホームで芽生えたロマンスが実を結んだ90代のラブラブカップルの話。どちらも60年以上連れ添った配偶者と死別して入居したホームでの出会いが去年の6月。それからは食事もお出かけもヨガやエクササイズもいつも一緒で、20年くらい若返ったと言う2人。クリスマス前に92歳の彼氏が90歳の彼女にプロポーズして、来月15日には結婚式を挙げることになったそうな。式に集まる家族は新郎新婦合わせて子供7人、孫21人、ひ孫7人だそうで、どの世代も配偶者や恋人がいそうな年だからすごい数だろうな。新婚旅行はまずラスベガスに行き、そこからサンディエゴに行ってホランドアメリカのクルーズ船でのんびりとバンクーバーに帰って来るんだそうで、「一緒に旅行したいけど、子供たちや孫たちに年寄りがいい年をして同棲していると思われるのが嫌で、きちんと結婚した方がいいねってことになったのさ」と新郎。「だって相思相愛なんだもの」と新婦。写真ではとても90代には見えない2人が仲睦まじく笑い合っていて、うはぁ、当てられちゃうなあ。おもわず、お幸せに!

私たちもあと10年もすれば2人の年代になるけど、果たしてこんなすてきな超高齢カップルになれるのかな。あ、この2人は長い結婚生活の後で配偶者と死別しているんだ。ということは、私たちのどちらかが先に逝って残された方がこのカップルのように新しいパートナーに出会えるのかなって話。どうなんだろうなあ。ワタシは常々ひとりになったらその先はどんなにすばらしい人に出会っても「結婚」はしないつもりだけど、シニアホームだったら掃除洗濯食事という家事労働がないわけで、もしかしたら考えが変わるのかな。一方の人付き合いが億劫なくせに寂しがり屋のカレシはホームで身の回りの世話をしてもらっていれば十分なのか、それともそばで寂しさを紛らわせてくれる人を探すのか。まあ、いずれその「時」が来るのは確かでも、その先がどうなるかは神のみぞ知る・・・

さて、今夜はBMOセンターでArts Clubの『Every Brilliant Thing』のオープニングナイト。開演前のレセプションはないので、普通にマティニと晩ご飯。これまでは年間15万円以上寄付した中核グループ(旧ADC)を対象にシーズン中の公演作品すべてでオープニングナイトのレセプションをやっていたけど、Arts Clubも会場や送迎バスやワインやおつまみを提供するスポンサー企業もインフレで懐が厳しい時なので、今シーズンは回数を限定。芸術系非営利法人のArts Clubでは今シーズンから後援(寄付)者を年間100万円以上のトップレベルから3万円以上5万円以下のレベルまで7段階(上位4レベルが旧ADC)に分けて、レセプションなどのイベントごとに招待する範囲を絞るようになったけど、演劇文化を守るのってほんとにお金のかかる大変な事業なんだよね。ともあれ、ハッピーバレンタイン!