リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

舞台の上では右と左が反対でややこしい

2024年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(火曜日)。🌧☁。雨の連休明け。今日はマンションの受電設備の清掃と点検で朝の9時から夕方5時まで停電する日だったんだけど、隣の医療ビルのテナントにオーナーからの通知が行ってなかったと言うことで作業をする市の電気事業部にキャンセルされたので、すべて平常通り。どこかに遊びに出かけるつもりだったから、雨の今日はキャンセルされて上々。普通に朝ご飯を食べて、ウォーキングに行って来て、朝に出来上がっていた鶏がらのボーンブロスを漉して冷蔵庫に入れる処理をして、ランチの時間・・・。


久しぶりに揚げたヒレカツに台湾キャベツと大根おろしとゆず醤油を添えて・・・

今日のランチは残り物のヒレカツとキャベツで「とんかつドッグ」

ランチが終わったら、今日こそはと脚本の草稿の見直しとワークショップ用のファイルの仕上げに没頭。ズームでのワークショップはあさっての夜だから、もう待ったなし。おとといの夜にメロドラマ過ぎてピッチが緩んだ感じだった最後の2場の扱いに悩んだ挙句にメロドラマっぽい場をカットして何とかTHE ENDに到達して、きのうの夜にやっと頭からの見直しを始めて、今日は英語の演劇用語を調べまくりながらのト書きの手直し。カナダの舞台には多すぎる登場人物の数をバッサリと減らして、脇役を古代ギリシャ劇のコロスに倣った仮面姿のアンサンブルにまとめて、おまけに主要人物を引き立たせるために舞台の奥を一段高くしたので、場ごとの主要人物とアンサンブルの配置や多過ぎる脇役を数人のアンサンブルに割り振るのがひと仕事。でも、舞台風景をイメージしながらやっているとすごい勉強になるから、髪の毛のむしり甲斐もあると言うもの。

それで今日は登場人物や舞台装置の設定、(実話がベースなので)歴史的な背景の説明を加えて脚本としての体裁を整えてから、頭に戻ってト書きの手直し。日本から持って来た原作の脚本には誰が舞台のどっちから登場してどっちに退場するといった説明がないので、ここはワタシの独壇場なんだけど、調べてみたら日本の舞台と欧米の舞台ではかなりの違いがあって、いやぁ、タイヘンだぁ。付け焼き刃ながら、upstageは日本の舞台の「奥」でupstage right、upstage、upstage leftに3分、downstageは「面」で同様にdownstage right、downstage、downstage leftに3分。さらにこっちの舞台では奥と面の間に単にstageと呼ぶ領域があって、stage right、centre stage、stage leftに3分されているので全部で9区画と言う感じ。ただし、舞台の役者から見ての右、中、左なので、観客席から見るとcentre rightは舞台の左側でleftが右側ということになるからややこしい。

さらに、日本では観客席から見て右側が「上手」で上座、左側が「下手」で下座となっているけど、欧米の舞台では左側(right)が上座で右側(left)は下座と全く逆。なぜかと言うと、欧米の言語は横書きの文章を左から右へ読むので、状況の把握も脳内で自然に左から右へ流れるからなんだそうで、その視点から考えると、本来縦書きの日本語は文章を右から左へ読むから、日本の舞台では右側が上座と言うことになるんだろうとナットク。でも、欧米の戯曲の日本語訳版を上演するとしたら、上座と下座の逆転をどう扱うんだろうな。翻訳の段階で逆転させておいたら、大事な場面が自然に日本語の思考の流れに乗れて、観客席で見ている人の共鳴や理解を得られやすくなるのかな。だとしたら、日本の戯曲の英語訳版を舞台に乗せる場合もそうだろうな。でも、そのあたりはもう演出家の裁量の領域じゃないかと思う。やれやれ、勉強することが雪崩のように押し寄せて来て、草稿の仕上げはまったなしなのにもう・・・。


頭の中はこんな感じ・・・?

高齢者の医療と介護の問題はどこでも同じだね

2024年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月19日(月曜日)。☀🌥☁🌧。三連休の最終日。何だかますます静かと言う感じ。目が覚めたらもう9時で、ぐっすり眠ったという気分。きのうはかなり良く働いたから疲れていたのかな。それとも、脚本草稿が仕上がったもので安心して気が抜けたのかな。でもまあ、よく眠れるのにこしたことはないよね。

ウォーキングから帰って来て、きのう冷蔵庫に入れておいたボーンブロスの脂を取って小分けして冷凍。白く固まって板のようになっている脂は厚さが2ミリくらい。端っこに指先を突っ込んでそっと持ち上げると3分の1が割れて取れたので、同じ要領で残りもきれいに除去。温かいうちに浮いている脂をお玉か何かですくい取ろうとすると、せっかくのブロスもお玉に入ってしまうのでもったいないということで冷蔵庫で固める手を思いついたわけだけど、いや、妙案だったな。脂を取ってしまったら、ブロスをジップロックのフリーザーバッグ4袋に小分けして冷凍庫へ。次は鶏がらのボーンブロスの番・・・。



午後早めにミニショッピング。月曜日は、週末のうちに売り切れてまだ入荷していないというものがよくあるし、野菜類なんかもちょっとン?な状態になっていたりするので、買い出しはしない日。今日は牛乳とバナナとカレシご所望のホワイトマッシュルーム(しなびていなければ)。カレシのスタチンとPPIの処方が90日分残っているので、土曜日にシャサヴァン先生がファックスしてくれたはずのメトプロロールと一緒に出してもらうつもりで薬局で注文。ところが、「スラニナ先生のライセンスが無効になっているので出せません」。あらら。スラニナ先生はアルバータ州に移ってしまって、今はエドモントンで開業しているのでもうこっちには来ないんです。「ああ、それでBC州のライセンスをキャンセルしたんですね」。まあ、どちらも毎日服用しないから90日分と言っても実際は倍以上もつので、その間にライセンスが無効になってしまったというわけか。今は同じクリニックのシャサヴァン先生が家庭医なんですがと言ったら「それではこちらからクリニックにファックスを送って薬を出してもいいかどうか確認しますけど、一応そちらからも問い合わせてみてください」。はぁい。まだ1ヵ月分くらい残っているから、まあ急ぐことはないけど・・・。

買い物から帰って来たら、同じフロアのクリスとエレベーターで一緒。新築の時からエレベーター前の1LDKに住んでいたクリスとカーラは近々部屋を売りに出すことにしていて、すでに引越し先に移って部屋の整理をしているところ。今は壁のペンキ塗りの最中だそうで、「まだ修理するところもあるし」とクリス。双方のお母さんが同時に介護が必要になって、川向こうのデルタに住むカーラの妹がひとりで暮らしている家に2人とも引き取ってカーラと2人で世話をしようと言って来たんだそうな。母親同士は仲がいいそうで、いっそカーラも同居すれば介護しやすくなるということで、家の半地下にある貸し部屋にカーラとクリスが引っ越すと言うことになったらしい。クリスは「ここが好きだから引っ越したくはないけど、カーラと妹でそれが最適だと決めたことなんでね」としょげていたけど、やさしい人だねえ。将来戻って来れるように売らないで賃貸に出したらいいのにと言ったら「年寄り2人のめんどうをみるので手一杯だよ」。エレベーターが止まったので、これで最後と言う日には私たちのところに寄ってちょうだい、さよならの一杯をやりたいからとクリスに言って、じゃあね。親の介護の問題が思ったより身近なものなんだと知った会話だった。